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22話 ページ23
「じゃあさ今日は3人で並んで寝ようよ!前みたいに!」
「清光にしてはいいこと言うじゃん。もちろんAは真ん中ね」
『なんか久しぶりすぎて恥ずかしいけど…兄さま達と一緒なら、なんでも嬉しい!』
清光と安定、2人の兄に手を繋がれ挟まれながら歩くAの姿が何だか嬉しそうにきらきらと輝いて見える。
「……A。俺のこと主と認めてくれて、ありがとな」
小さく、ほんと聞こえるか聞こえないかというほどに呟いたというのに、
『…これからもよろしくお願いしますね、主さま!』
そうして笑って、袂を翻したAの姿が段々と見えなくなっていく。
そっと吹く秋の風は冷たいのに蒼斗の心はほんのり温かくてむず痒い。
ああ、本当にあいつは。
3人の背を見ながら、絶対にあいつらの幸せは壊さしてやらねぇ、それがこの本丸の主として、審神者としての役目だからと微かに笑んだのは蒼斗の中だけの秘密の思い。
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作者名:ルイス | 作成日時:2016年10月25日 0時