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傍観者18人目 ページ19

意識がゆっくりと浮上していきゆっくりと目を開けた。


起きた瞬間とりあえず分かったこと、

ここ私の家じゃない。


まず見えたのは見慣れない天井。
身を包む薄い違和感でタオルが掛けられている事を理解する。

あと多分今ソファの上。


そのまま頭だけぐるりと回し部屋を見渡す。


んん?この部屋見たことあるぞ。


身に覚えのある部屋に頭を働かす。

…あぁここ、城田


「真昼、眼鏡ちゃん起きたぞ。」

『最初聞いた時から思ってたけど眼鏡ちゃんって何。』

「うわっクロ喋るなよっ。」

『それはもう手遅れだよ。』


ガバッと体を起こし疑問をぶつける。

城田は猫が喋る事を私が知らないとまだ思い込んでいるのか必死に隠そうとしている。


もういいって城田。この猫バリバリ喋ってたからね。


「もう知ってるぞこいつ。」

「え!?そうなの!?」

『そうだよ。てか、首痛い。』

「そりゃ椿に手ナイフされたからな。」

『…椿…?あーつばきゅんね。』

「つばきゅんってなんだよ。」


呆れたようにそう言った城田。

とりあえずいろいろ説明をしてもらった。
私が意識を失ってから城田の家に来るまでの事を。


あと、喋る猫の事を


『喋る猫の名前がクロで吸血鬼。しかも吸血鬼の中でも強いサーヴァンプとかゆうやつで、その椿もその一人?』

「らしいな。」

『らしいなってなに…。サーヴァンプは全員兄弟なんでしょ?』

「…向き合えねー…。」

『よくわかんないけど向き合えや。』

「…むり。」

『おい。』


説明したあと城田は夕食の準備をし始めたのでクロと話していた。

サーヴァンプの話を聞いてみるも案外知っている話でして…なんとも言えん。
なるべく知らないふりをする。

理由は聞かないでー。



『で、椿から助けてくれたのが色欲のサーヴァンプ?』

「あ?おう」

『…ふーん』


色欲…ねぇ。確か末っ子だよね…。
怠惰が長男ね…なんで私そんな知ってんだろ。

覚えてるもんだねこうゆうの。



『城田ー。私そろそろ帰るわ。』

「え、おう。食べていけば?」

『あー…んーん親になんにも言ってないからいいわ。』

「そうか。じゃあな。」

『ん、バイバーイ』


それから家に帰った。

城田の家から私の家まで距離がかなりあるわけで、しんどかった(感想)

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まっちゃ* - とても面白い作品でついつい読みいってしまいます!後こゆきの漢字は虎に雪で虎雪ですよ! (2018年5月13日 22時) (レス) id: cd2ef48f8b (このIDを非表示/違反報告)
ともね(プロフ) - 無気力★乃愛さん» 全然良いと思いますよ〜! (2016年10月2日 8時) (レス) id: 42e2ce2cff (このIDを非表示/違反報告)
無気力★乃愛(プロフ) - ともねさん» !?見下さったんですか!?あああありがとうございます!!皆様が想像していた夢主と似ていなかったりしていたら申し訳ないです…! (2016年10月1日 12時) (レス) id: 3e4f1675af (このIDを非表示/違反報告)
ともね(プロフ) - Twitterの絵見ました!上手いですね〜〜! (2016年10月1日 12時) (レス) id: 42e2ce2cff (このIDを非表示/違反報告)
無気力★乃愛(プロフ) - 詠斗さん» 嬉しいコメントとてもありがとうございます!!頑張ります! (2016年9月21日 17時) (レス) id: 3e4f1675af (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:無気力★乃愛 | 作成日時:2016年4月6日 15時

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