episode17 イデア ページ17
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イグニハイド寮へ行き、イデア先輩の部屋の前までやってきた。
しかしドアを叩いてもドアの側面にある呼び鈴を鳴らしても応答無し。
ユウ「イデア先輩、私です、開けてください」
仕方なくユウちゃんがドアの前で呼びかけると───
「監督生氏!それにA殿!
これは失敬、なんの御用で?」
イデア先輩がドアの隙間から顔を覗かせ早口に言った。
はあ、同じオタクを見ると実家のような安心感があるな。
ユウちゃんは手短に先輩に事情を説明すると彼は苦い顔をした。
「うう……大勢の人の前に出ろなんて拙者にとっては拷問でごさる。
でも、ここまで届けてくれてふたりともありがとう」
彼はそう言いながらドアの前まで出てくるとユウちゃんが手に持っていた冊子を受け取った。
てかやっぱり身長高いなあ、そしてイデア先輩ってギャップありすぎるんだよ。
どう考えてもヴィジュアル系バンドのメンバーって感じなのにオタクってどういうことよ、いつ見ても頭混乱するわ。
すると彼は急にあたしを見て目を見開いた。
「ところでA殿……
『……真でございますイデア先輩』
……ああ、この人のところにも噂が回ってたなんて。
こりゃおそらく学園全体に行き渡ってるんだなと思った。
ユウ「推し……?」
ユウちゃんが不可解な顔をしたけど、ここでオタばれするわけにはいかない!とイデア先輩に話しかけた。
『恋愛感情はないって言ってたからビックリしたでしょ、イデア先輩』
「そりゃ驚いたでござるよ!しかもお相手がフロイド氏だったとは。
いったいどういう経緯でそんなことに───」
イデア先輩が首を傾げた、その時。
「オレから告白したんだよねぇ、オルカちゃん?」
暗がりから聞こえたフロイド先輩の声とともに、後ろから突然羽交い締めされた。
「『ぎゃあぁぁぁ!!』」
神出鬼没の登場と、今の会話を聞かれたんじゃないかという焦りに、あたしとイデア先輩はたまらず絶叫した。
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いお(プロフ) - たまちゃんさん» 嬉しすぎるコメントありがとうございます!続編を頑張って作ってますのでお楽しみに(´∀`*)たまちゃんさんにコメントいただいてものすごくモチベーション上がってきたので頑張ります! (2020年6月4日 19時) (レス) id: c501ad88ac (このIDを非表示/違反報告)
たまちゃん(プロフ) - いつも読むたびに心臓持っていかれます!ありがとうございます!毎日更新していただけるだけでありがたいので、体調に気をつけながら頑張ってください。 (2020年6月2日 23時) (レス) id: 51974ad0e9 (このIDを非表示/違反報告)
いお(プロフ) - リリココさん» こちらこそコメントありがとうございます!毎日1ページずつの更新で申し訳ないですが、気長にお待ちいただけたらと思います! (2020年5月24日 20時) (レス) id: a37cd3531f (このIDを非表示/違反報告)
リリココ - あー!きゅんきゅんが暴走します!ありがとうございます! (2020年5月22日 20時) (レス) id: 6a5c4fc28d (このIDを非表示/違反報告)
いお(プロフ) - さくらさん» 今から第4章に突入する予定なので、ジェイドとの話も入れ込めるようでしたら書いていきたいと思います! (2020年5月17日 16時) (レス) id: e94c62de6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いお | 作成日時:2020年5月8日 22時