スイレンの花 ３【NARUTO】

#115 ページ4

.


そっと移動したサスケの後を追い。木の上に移動する。

サスケはその際に石ころをいくつか拾ったようだ。

すると迷いなく…。


ガッ！


木ノ葉丸くんを殴ろうとしていた人の拳に投げつけた。



ｶ「くっ…！」



石は見事彼の手に当たり、木ノ葉丸くんは難を逃れた。




ｻ「よそんちの里で何やってんだ。てめーは」

「ここを木ノ葉の里と知っての狼藉ですか？」



その場にいた一同の視線は私たちに向けられている。

私はサスケの後に続き彼らに警告をした。

ｻ「サスケくーん！！」

ﾅ「あ！Aちゃーん！！」



ｶﾝｸﾛｳ(チッ…なんだこいつ…って、え！？
　 隣にめちゃくちゃかわいい子いるじゃん！？
　 なんだあの絵に描いたような大和撫子！！)

ﾃﾏﾘ(……！！結構いい男じゃない…。
　 それから…は！？何だいあの美少女！！)



しかしながら彼らは私の顔を見た途端、目を剥いて凝視していた。

…そ、そんなに変な顔してる！？



ｶ「クッ…ムカつくガキがもう一人…女の方は可愛いじゃん…」

ｻ「(あ？こいつ今A見てなんて言いやがった…？)失せろ」



サスケが睨みを利かせると相手も対抗してきた。



ｶ「おい…ガキ、降りてこいよ！
　オレはお前みたいな利口ぶったガキが一番嫌いなんだよ…」

ﾃ「おい、カラスまで使う気かよ」



相手が背中に背負っていた傀儡のようなものを下ろした。

私はその時ふと、別の気配に気が付いていた。

その気配がなんだかとても懐かしいものだった。

#116→←#114

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す