Chapter：０６ ページ7
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久しぶりに聞くまさの声は、どこか、緊張している、そんな風に感じた。
勿論、私も緊張している。
"あの頃"からきっと、私は1番にまさを応援しているけど、でも1番に、私が緊張してしまう、相手だ。
「....今、大丈夫か？」
『うん、丁度ホットサンド食べようとしてたとこだけど、大丈夫』
「あ、ごめん....掛け直そうか？」
『大丈夫大丈夫。まさから電話なんて、珍しいね。何かあった？今、代表の方、シーズン中だよね？』
普段通り、普段通りに。
何もなかったかのように、まさと話す。
まさか、私から先にその話題を出すなんて、ちょっと意外だったけど。あれから少しは大人になれているのだろう、そう思っておく。
「....A、ごめん。突然こんな事、言って、お前を困らすだけ、なんだけど....。今、男子の代表の方で、実は...、通訳の人、探してて....それで、Aが、適任なんじゃないかって、思って。.....ごめん、俺、お前のことしか考えれなくて、チームを救えるの、Aしか居ないと思って、連絡させてもらった」
心臓が、音を立てた、そんな、気がした。
ーーー
ーー
「...関さん、妹さん、なんて？」
「....とりあえず、要件は伝えた。後は、あいつ次第だろ」
Aは、相変わらずどこか、緊張しているような声だった。
きっとそれは、家族の中で、唯一俺だけに、だ。
あの後、Aは何も喋らなかった。
その代わり、「もしAが少しでも悩んでいるのなら、5月23日からある、愛知での合宿、見に来て欲しい。非公開だから、メディアもファンも入らない。監督やコーチには許可を貰ってる。....Aに、今の俺を、俺達のチームを見て、決めて欲しい」、と、伝えた。
祐希はどこか、寂しげに笑っていた。
若手は知らないかもしれない。
でも、祐希や、山内達、俺と同世代のメンバーは、必ずAの事を知っている。
あいつは、俺なんかより、よっぽど、強いやつだったから。
「...祐希さん、関田さんの妹さんって、どんな人なんすか？クワドリンガルって、4カ国語喋れるってことよね？！バレー、してたんすか？」
祐希が少し先に居た藍に話し掛けられている。
若手は知らない人も多いだろうし、それは仕方ないことだ。
本当は、呼ぶべきでないのは分かっている。
でも、多分。
これは俺の、エゴ、なのか。
俺が、"変わりたい"、のか。
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こめお(プロフ) - だっちゃん。さん» 全然です！宮浦選手めちゃめちゃ可愛かったです！笑ありがとうございます！本当に連載お疲れ様でした！ (10月23日 22時) (
レス) id: 121e674881 (このIDを非表示/違反報告)
だっちゃん。(プロフ) - こめおさん» こめおさんありがとうございます！！番外編を書きましたがご希望通りになかなか進めれず申し訳ございません.... (10月22日 20時) (レス) id: ff3705be26 (このIDを非表示/違反報告)
だっちゃん。(プロフ) - けるさん» けるさんありがとうございます！！何とか毎日更新から無事に完結することが出来ました！！もし次回作思いつけば頑張ります！！！！ (10月22日 20時) (レス) id: ff3705be26 (このIDを非表示/違反報告)
こめお(プロフ) - だっちゃん。さん» 完結おめでとうございます！番外編楽しみにしています！！！ (10月21日 14時) (レス) id: 121e674881 (このIDを非表示/違反報告)
ける(プロフ) - 毎日 更新されたかな？と楽しみに待ってました！完結おめでとうございます！楽しく読ませていただきました！また楽しみにしてますね！ (10月21日 12時) (レス) @page49 id: 1fd309d1cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だっちゃん。 | 作成日時：2023年10月9日 21時
