Chapter：４７ ページ48
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Aが何か言いたそうで俺の名を呼んだのだけど、その前に、俺からも伝えたい事があって。(ごめん、先に...)
今直ぐ、伝えたいこと。
「...先ずは本当に、ありがと。Aが居たから、Aのおかげで、パリへの切符を掴めたと思ってる」
あの日の喜び思い出せば、何度だって、泣きそうになる。
「...Aも一緒に、パリに行ってくれるよね？」
『...もちろん、です。...協会が契約更新してくれるかだけど』
「あはは、それは大丈夫。俺の特権使う」
パリにAと行ける、本当に嬉しいことだ。
そして、それ以上に。
「これからも、Aと一緒に居たい。Aに傍に居て欲しい。俺のバレー人生を、その先の人生も、Aと一緒に、突き進んでいきたい。....イタリアに、一緒に行って、くれませんか？」
彼女との望む未来、を。
Aは、また大きな瞳を見開いて。
でも、次は俯く事もなく、優しく、笑って。
『寧ろ、一緒に行かせて下さい。私も、それを言おうと思ってた。祐希の傍に居たい。...私、天才なので。イタリアでもハンデなく仕事も出来る。あはは、天才で良かった〜』
自分で天才って言うところも、寧ろ、好き。
「...一緒に戦ってね」
『勿論！ずっと一緒に戦わせて下さい』
彼女の首元で、キラリと煌る、群青色。
その群青色は、今後永遠に、何年経っても永遠に、彼女の首元で、"群青色に煌り輝き続けるのだった"。
ーーー
ーー
2024年、パリオリンピック。
日本は決勝の場に立っており、セットカウント2-2。
誰もが、強い意志を持ち、誰もが、その先の栄光を望んで。
まさの鮮やかなトスから、ミドル陣のスピーディーな攻撃に繋げたり、アウトサイド陣の強烈なスパイクへと繋ぐ。
ーーーマッチポイント日本、サーバーは日本を支える屈指の大エース、"石川祐希"です。
祐希は、祐希の首元でも煌る、"群青色"を握り締めた。
私も、込み上げる涙を、必死に堪えた。
祐希は力強く、宙を舞って。
相手のエンドラインへ、その魂を込めた凄まじいサーブを叩きつける。
ーーーサービスエース！！！日本！！！悲願のオリンピック優勝！！！！！
きっと私達は忘れない。
誰もが笑顔で泣きながら喜ぶ、この日を。
きっと永遠に、忘れる事は、無いだろう。
fln.
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こめお(プロフ) - だっちゃん。さん» 全然です！宮浦選手めちゃめちゃ可愛かったです！笑ありがとうございます！本当に連載お疲れ様でした！ (10月23日 22時) (
レス) id: 121e674881 (このIDを非表示/違反報告)
だっちゃん。(プロフ) - こめおさん» こめおさんありがとうございます！！番外編を書きましたがご希望通りになかなか進めれず申し訳ございません.... (10月22日 20時) (レス) id: ff3705be26 (このIDを非表示/違反報告)
だっちゃん。(プロフ) - けるさん» けるさんありがとうございます！！何とか毎日更新から無事に完結することが出来ました！！もし次回作思いつけば頑張ります！！！！ (10月22日 20時) (レス) id: ff3705be26 (このIDを非表示/違反報告)
こめお(プロフ) - だっちゃん。さん» 完結おめでとうございます！番外編楽しみにしています！！！ (10月21日 14時) (レス) id: 121e674881 (このIDを非表示/違反報告)
ける(プロフ) - 毎日 更新されたかな？と楽しみに待ってました！完結おめでとうございます！楽しく読ませていただきました！また楽しみにしてますね！ (10月21日 12時) (レス) @page49 id: 1fd309d1cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だっちゃん。 | 作成日時：2023年10月9日 21時
