Chapter：１３ ページ14
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関さんが2階に妹さんと現れた時、色んなとこらから「来た！！」「え、美人すぎん？！」「関田さんズリィ！！」など、何か意味分からないほど盛り上がった声が聞こえた。
近くに居た宮浦が、珍しく「...可愛い人っすね」なんて、ぼそりと言うもんだから、俺もちょっと、面白いなって思って。
「祐希さん！関田さんの妹さんめちゃくちゃ美人やないですか！俺と並んだら絶対美男美女！！！」
「...お前、それ本気で言ってる？」
「すんません」
藍はケラケラと面白そうに笑っていたけど、多分こいつの中では真面目にそう思っているんだろう、多分。
関さんの妹さん、関田Aさんのことを初めて知ったのは、俺が高2の時。彼女が高1の時の、インターハイだ。彼女は確か、大分の東九州龍谷だったと思う。
強豪校である東九州龍谷で、1年生ながら即レギュラーとなり、そしてインターハイで誰もが驚く正確で美しいトスを披露し、彼女は直ぐに有名となった。
俺もそのインターハイで彼女のトスを初めて見た時、「こんなに綺麗にトスを上げれる人、初めて見た」と、本当に感動したのを覚えている。俺も高校生の頃は身長からセッターも担うことがあった。寧ろ、セッターの道を進むべきが悩んでいた時もあった。
だからこそ、彼女のトスを初めて見た時。
尚更、本当に感動したのを覚えている。
彼女は、それだけ、本当に大注目されていた選手だった。
だからきっと、同世代の選手は、彼女のことを知らない人は居ないと思う。小川も、確か彼女と同い年で、「...何で辞めちゃったんだろ、あんな天才だったのに」って、言っていたし。
俺も、あの頃、彼女に憧れに近い気持ちがあった。
でも、彼女が高校を卒業し、そのままバレー界から姿を消した時は、本当に悲しくて。大学の先輩、関さんが彼女のお兄さんと知った時は、何度も何度も、彼女の事を聞いていた。
関さんは、結局最後まで、何故彼女がバレーを辞めたのか、教えてはくれなかったけど。
それは多分、関さん自身も、今も尚、自分の中で戦っているのかも、しれないけど。
でも、そんな、あの頃本当に憧れに近い思いを抱いていた彼女が、今俺達と同じ空間に居て。
俺も珍しく、胸が高鳴るのを、感じた。
それからしばらくして、彼女は食い入るように俺達の練習を見てくれていた。
時刻は16時。
ラスト1時間は、個人練習となって。
俺は監督と関さんに了承を得て、堪らず、彼女の元へ急いだ。
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こめお(プロフ) - だっちゃん。さん» 全然です！宮浦選手めちゃめちゃ可愛かったです！笑ありがとうございます！本当に連載お疲れ様でした！ (10月23日 22時) (
レス) id: 121e674881 (このIDを非表示/違反報告)
だっちゃん。(プロフ) - こめおさん» こめおさんありがとうございます！！番外編を書きましたがご希望通りになかなか進めれず申し訳ございません.... (10月22日 20時) (レス) id: ff3705be26 (このIDを非表示/違反報告)
だっちゃん。(プロフ) - けるさん» けるさんありがとうございます！！何とか毎日更新から無事に完結することが出来ました！！もし次回作思いつけば頑張ります！！！！ (10月22日 20時) (レス) id: ff3705be26 (このIDを非表示/違反報告)
こめお(プロフ) - だっちゃん。さん» 完結おめでとうございます！番外編楽しみにしています！！！ (10月21日 14時) (レス) id: 121e674881 (このIDを非表示/違反報告)
ける(プロフ) - 毎日 更新されたかな？と楽しみに待ってました！完結おめでとうございます！楽しく読ませていただきました！また楽しみにしてますね！ (10月21日 12時) (レス) @page49 id: 1fd309d1cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だっちゃん。 | 作成日時：2023年10月9日 21時
