【wrwrd】学校生活なんて所詮。

３２話 ページ40

「なんで分かったんですかぁ〜」ﾆｺﾞ



自分がそう言うと吉野さんは両手を腰に当て、鼻を高々にして一言。



「ンなもんおめぇ、Aちゃんの事だ分からないわけないやろぉ？」
｢で、ですよね〜。あー、隠せると思ったんすけどねー(...し、死にたい。)｣
「？？( ºωº Ξ ºωº )」
「(おめぇはそろそろ理解しろよ)」ｲﾗ



自分はまだ何も理解していないこいつに腹が立ち始め、吉野さんからは死角のところ(二の腕辺)を強くつねってやった。



「い"！」
「おい、大丈夫か!?吉野さんごめん彼腹が痛いみたいだからトイレ貸してくれ！あとこれ、今日買おうとしてる肉のやつ書いてある紙。悪いんすけど用意してもらってもいいすか！」
「お、おぉいいぞ兄ちゃん大丈夫かよ、男は体が基本だぞ、肉はやっとくからはよ行け」
「うっす、お願いします！」



自分はそう返事をしてまー君(仮)の腕を引っ張りながら家の中に入ってトイレの中に押し込み鍵を閉めた。



ガチャんっ



鍵を閉めた音を聞いたこいつは最初驚いた顔を見せたが、何かを理解したような顔を見せフゥと静かに息を吹き自分に擦り寄る様にして前に立った。



「まさか、Aちゃん方から求めてくれるなんてなぁ〜まだ付き合ってもないけど君がしたいって言うなら僕は、イ"ダダダタダダッ！！」



こいつのこの反応がカンに触ったので鼻を思いっきりねじってやった。すると、こいつは予想外の展開で涙目になりながら後ろに倒れ込みトイレ(洋式)の上に鼻を抑えながら座る。



「いててぇ〜何すんだよ！俺の自慢の顔に」
「それが本性ってやつか？w、やっば猫かぶりのやつだったのか通りで生理的に受け付けないわけだ。でもまぁ、取り敢えず」



ダンッ！



「...へっ」



今の状況を分かりやすく簡潔に言うならそうだな。壁ドンってやつか？




「お前が猫かぶりなのはどうでもいい。今は話を合わせろ。お前はさっきの状況が理解できてなかったみたいだからな。今から説明する。分かったか？」
「ふ、ふわぁい。」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ



承諾の返事を聞き、今の状況を説明する。すると「なんや、そういう事だったのかぁ〜」と言って直ぐに理解した。なんでさっき出来なかったんだよ。



「まぁ、こう言う事だ。上手くやってくれよ」
「了〜解。任せてよ♡」
「そういうのマジでやめてくれ、気持ちわりぃ」
「(´；ω；｀)」←
「チッ、ほら行くぞ吉野さんが待ってんだ。」



自分はまた、こいつの腕を引っ張って外に出た。

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