私のはじめては全部、キミ。

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ダイキ「かけました！」







水槽越しに見える紙には、ダイキさんが書いてくれた三角形二つ

そこには長さとして木の枚数が書かれている





これは二等辺三角形だから……









「36度、」









暗算で角度は出せたけど、

それが何に繋がるのか、、、、、









ふと上を向けば、鳥が飛んでいるのが見えた




天井はガラス張りになってるのかな？









鳥、








上から見た建物……









そっか！


君たちはなにって、
私たちが今いる建物の形のこと、









「部屋、何個あるのか分からないんですよね？」




ヒロシ「あっ、確かそう言ってたような気が、？」









そうか……









「これは、あくまでも仮定ですが、」






「この部屋の数が10だとして、
円のように部屋をはめていくと、星になります」









ダイキ「ほぅ……」



ヒロシ「じゃあ、それが答え？」







「いや、」









でも、答えが星っていう確信はない…









ダイキ「あっ！星！選択肢にありますよ！」





「だけど星じゃないかもしれない、
……選択肢見せてください」









顎ギリギリまで聞いている水、、






目線に入ると怖いけど、

ダイキさんの身長が高かったおかげで
タブレットの位置が高く、なんとか見ずに済む









「……やっぱり、星ですかね、？」







ヒロシ「これで間違えても大丈夫です。
この部屋のどこかにはゼロがいますから」







「それに、標もいる。」









よし。








「答え、星でいいです」








なにかしっくりこないけど、
これ以上考えてもきっと答えは出てこない









ダイキ「じゃあ、押しますよ？」









ダイキさんが3回ほど、
決定ボタンや確定ボタンを押すと、







タブレットには“OUT”の文字が映し出された


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