私のはじめては全部、キミ。

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水がどんどん私の鼻と口へ近づいてくる







そして、過去の嫌な思い出がフラッシュバック









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「あっ、ポゴっ、た、すけてっ！！！いやっ、ぁ」








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ダメだ、ダメだ、




今思い出しちゃダメ！









しっかり考えて、自分。









私の今までやってきた勉強は、
完全に無駄ではないと思うから……。



目をつむって、頭を落ち着かせる









そして、目を開く









「……わたし、図形が得意なんです」




ヒロシ「え？」





「三角形の角度求めたり、五角形の面積を求めたり。」









「だから、そのAとOも、
角度を求める問題に見える」









なんて、

1番初めに思いついた、先日受けた数学のテスト


ちょうど得意分野で
珍しく満点の自信があったんだよね



だから思い出したんだけど……









「そうだ！角度！！！」





ダイキ「角度？、がどうしたんですか？」









あれは、円の弧を求めるもの


Oは、例えばXみたいな求めるべき記号だったんだ









でも辺の長さも三角形の詳しい形も、
一つの角度さえも分からない。






辺の長さ、、、、？








「あの！ヒロシさん、ダイキさん、
壁にある、木の板の数。数えて紙にまとめてもらってもいいですか？」







定規みたいなものは無いし、
人の歩幅だと多少のズレがおきる。





木の板は全て幅が同じだし、
辺の長さを求めるいい目安になるかなと思って。








そこまでたどり着くのに、
私が考えすぎたせいで約20分もかかっている



私の身長は160センチ弱





顔の下の顎あたりにあるラインは、
だいたい23分を示している






残り時間は4分ぐらいかな、









っ、時間が無い！！






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