【銀魂】劇場版 メイド拾いました 〜紅桜篇〜

第百二十四話 ページ27

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…………


武市「ん？アレは」


来島「オイ、アレなんかこっちに………」


皆の視線の先には、一隻の船がいてスピードを落とさずこちらに向かって来ている。そして、


ドォォォォン


隊士「うわァァ！！船がつっこんできやがった！なんでマネを！！」


それと同時にエリザベスを先頭にした集団が鬼兵隊を襲った


攘夷「高杉ィィィィ！！貴様らの思い通りにはさせん！！」


来島「チッ！全員叩き斬るっス！！」


刀が混じり合い、船の上は戦場と化していた


桂「エリザベス、みんな………」


攘夷１「すみません、桂さん」


攘夷２「いかなる事があろうと勝手に兵を動かすなと言われておきながら」


攘夷１「桂さんに変事ありきと聞きいてもたってもいられず…………」


そう言った皆の顔は涙と鼻水でぐっしょりだった


桂「やめてくれ、そんな顔で謝るお前達を叱れるわけもない。それに謝らなければならぬのは俺の方だ」


攘夷２「かつての仲間である高杉を救おうと、騒ぎを広めず一人説得にいくつもりだったんでしょう？それなのにこのように騒ぎ立て亀裂を完全なものにしてしまった。これではもう………」


桂「言うな。奴とはいずれこうなっていたさ」


エリ［桂さん、ここはいいから早く行ってください。まだ間にあいます］


桂「……エリザベス」


エリ［今度はさっさと帰ってきてくださいよ］


桂「すまぬっ！」


皆に背中を押され、桂は高杉の元へ走っていった。すると背後から人の気配を感じた。後ろを見ると、


桂「お前ら……！！」


新八「ここまで来たら最後までつき合いますからね」


神楽「ヅラァ！てめぇ帰ったらなんかおごるアル！」


すると足元に銃弾が撃ち込まれた


来島「晋助様のところへはいかせないっス」


武市「フェミニストといえど鬼になることもあります。綿密に立てた計画を台無しにされるのが一番腹立つコンチキショー」


目の前に立ちはだかる二人。足止めを食らっていると、後ろにいた二人が前に歩き出した


神楽「私、酢昆布一年分と「渡る世間は鬼しかいねェコノヤロー」DVD全巻。あと定春の餌」


新八「僕、お通ちゃんのニューアルバムと写真集、バーゲンダッシュアイス１００個お願いします」


桂「おい、何を！」


新神「早く行けェボケェ！！」


桂「待て！！お前たちに何かあったら俺は……銀時に合わす顔がない！」


新神「そのヘンテコな髪型見せて笑ってもらえ！」


そう言うと二人は走り出した

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坂田銀時

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