第百話 ページ3
銀時「あのー、すいませーん」
ガァン ガァン
鉄を打ちつける音は消えない
銀時「万事屋ですけどォ。あのー、すいませーん」
ガァン ガァン
まだ消えない
銀時「万事屋ですけどォ!すいませーん、万事屋ですけどォォォ!!」
ガァン ガァン
それでも消えない。すると、
?「あーー!なんだってェ!?」
やっと返事してくれた
銀時「万事屋ですけどォ!お電話いただいてまいりましたァ!」
ガン ガン
?「新聞はいらねぇって言ってんだろうがァ!」
ガン ガン
銀時「バーガバーカウンコ!!((どうせ聞こえてねぇんだろ」
するとこちらに向かってトンカチが飛んできて
銀時「ぐはっ!」
見事に的中したのだった
?「いや、大変すまぬことをした!こちらも汗だくで仕事をしてるゆえ、手が滑ってしまった!申し訳ない!!」
銀時「いえいえ((ぜってー聞こえてたよ、コイツら」
鉄矢「申し遅れた!私達は兄妹で刀鍛冶を営んでおります!私は兄の鉄矢!!そしてコイツは……」
もう一人の子はそっぽを向いてしまった
鉄矢「って、挨拶ぐらいせぬか鉄子!名乗らねば坂田さん、お前を何と呼んでいいか分からぬだろう鉄子!」
銀時「お兄さん、もう言っちゃってるから。デカイ声で言っちゃってるから」
鉄矢「すいません坂田さん!コイツ、シャイなあんちきしょうなもんで!」
銀時「それにしても、廃刀令の御時勢に刀鍛冶とは色々大変そうですね!」
鉄矢「でね!今回貴殿に頼みたい仕事というのは」
銀時「ほう!紅桜とは一体何ですか?」
鉄矢「実は先代、つまり私の父が作り上げた傑作「紅桜」が何者かに盗まれましてな!これを貴殿に探し出してきてもらいたい!」
銀時「アレェェ!?まだ聞こえてなかったの!?」
鉄矢「紅桜は江戸一番の刀匠とうたわれた親父が打った刀でその中でも最高傑作といわれる業物。鋭き刃は岩をも斬り裂き、月明かりに照らすと淡い紅色を帯びる。まさに二つとない名刀!!」
銀時「それはスゴイっすね!んで、犯人に心当たりはないんですか!?」
鉄矢「しかァし!!紅桜は決して人が触れていい代物ではない!」
銀時「お兄さん!?人の話を聞こう!どこ見てる?俺のこと見てる!?」
鉄矢「なぜなら、紅桜を打った父が一ヶ月後にポックリ死んだのを皮切りに、紅桜に関わった人間は必ず凶事に見舞われた!あれは魂を吸う妖刀なんだ!」
銀時「オイオイ!勘弁して下さいよォ!」
ラッキーキャラクター
坂田銀時
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スカイ(プロフ) - コメントありがとうございます!いい作品が作れるように頑張ります(^∀^)ゞ (2021年5月29日 15時) (レス) id: e7477f0e8b (このIDを非表示/違反報告)
白百合(プロフ) - アニメ的には2期の序盤って感じでしたよね?それなら私的には「芙蓉編」、タマさん登場回をリクエストさせて頂きます!!よかったらよろしくお願いします!!!これからも応援してます!! (2021年5月29日 13時) (レス) id: e2ef563d81 (このIDを非表示/違反報告)
龍 - 面白い展開になってきましたね!続きが楽しみです!河上万斉との絡みお願いしたいです! (2021年4月6日 7時) (レス) id: 532a2a29eb (このIDを非表示/違反報告)
ぐれむりん。(プロフ) - 神威カッコ良すぎやしやせん…?続き待ってます… (2021年4月6日 0時) (レス) id: ed6dd285e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スカイ | 作成日時:2021年4月3日 23時