第十話 ページ11
新八「つかぬ事をお聞きしますけど、Aさんって貯金いくらぐらいあるんですか?」
『えっと、多分十億ぐらいですね。前から貯めていたんです。それにお金を使う機会もなかったですし』
三人「「じゅ、十億ッ!!??」」
神楽「それって酢昆布が何個買えるアルカ!?」
銀時「何個とかそんなんじゃねェ!何万個いや、何百万個も買えるぜ」
神楽「マジか!Aは金持ちアルな!」
新八「それに比べて僕たちは給料すら貰えないんですよ!誰かさんはパチンコに行くし」
銀時「そ、それはいつか倍にして返すって何度も言ってんだろ?」
新八「それはいつだァァァ!!」
『そんなにお金がないんですね。……それなら私がお金を出しますよ』
銀時「いや、流石にそれはダメだ。そんなに負担はかけられねェよ」
『忘れたんですか?私は万事屋のメイドですよ。メイドというのは自分にはお金を掛けないんです。そのワケは、ご主人様が何不自由のない生活をするためだからです。それがメイドの役目なので、私のことは気にしないでください』
銀時「お前は立派なメイドだよ。主人にそこまで尽くせるなんざ、簡単に出来ることじゃねぇ。なんでそこまでしてくれるんだ?」
『銀時様が私のヒーローだからですよ。理由なんてそれだけでいいと思います。私は貴方に救われたんです。だからこれは感謝の気持ちだと思ってください』
銀時「なら、その気持ち素直に受け取るぜ。色々と金は掛かるが、ちゃんと返していくからよ」
『了解しました。それでは早速、買い物に行きませんか?今日の夕食は少し豪華にしたいんです』
新八「Aさんの料理楽しみです!」
神楽「晩御飯は何アルカ?」
『それは食べる時までのお楽しみです』
皆で買い物に行くのなんていつぶりだろうか。軽い足取りで玄関へ向かう神楽と新八
銀時「(Aが来てから、神楽も新八も楽しそうだ。俺もしっかりしねぇとなァ)」
『銀時様!銀時様!』
俺を呼ぶ声が聞こえた
銀時「んぁ?どうしたA」
行ってみるとAが玄関で待っていた
『銀時様。私のご主人様は貴方だけです』
そう言って、両手でスカートの裾をつまみ、軽くスカートを持ち上げて頭を深々と下げておじぎをした
ラッキー☆キャラ
坂田銀時
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えりまんぎゃろ - すごくおもろいです!!更新楽しみにしてます! (2021年1月20日 0時) (レス) id: 8f639943b8 (このIDを非表示/違反報告)
ミウラ(プロフ) - すごく面白いです!更新楽しみにしてます (2021年1月15日 6時) (レス) id: ab0043eae3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スカイ | 作成日時:2020年12月24日 18時