12話。 ページ13
たわいもない話をしながら、お互いちびちびと饅頭を食べている時、声をかけられた
「あれ、二人で何してるの？」
三郎「あ、雷蔵…」
『雷蔵くんじゃないですか、今三郎くんからお饅頭を頂いたので、一緒に食べてるんです』
雷蔵「へぇ〜いいですね」
そこまで会話が交わされると、三郎はすぐに考えた
三郎「(これ、私とAさんだけじゃなくて、雷蔵も入ってくるやつか)」
『ご一緒にどうですか？まだお饅頭残ってますし…』
三郎「(やはり…Aさんなら絶対言うと思った…折角雷蔵が図書委員会の用があるって時を狙って二人きりになれたのに…)」
雷蔵「え？…じ、じゃあお言葉に甘えてご一緒します//(三郎には悪いけど、僕だってAさんと一緒に…)」
Aを三郎と挟むようにして座る。
饅頭を受け取り食べる
雷蔵「美味しいですね、これ」
『ふふ、そうでしょう？勘右衛門くんのオススメらしいですよ』
へぇ〜、と言いながらまた、ホイッと饅頭を口の中へと運ぶ雷蔵。
そんな雷蔵を見ながら優しいため息をつく三郎
三郎「(…まぁ、これもいいか)」
陽の光がほんわかと漂う刻に
おだやかに秘めた気持ちと一緒に
三郎はお茶を飲み込んだ
饅頭がなくなり、解散となった三人
雷蔵はAにお辞儀をし、三郎に手を振ってから去っていった。
それを確認してから三郎はAに話しかけた
三郎「…お礼…こんなのしか出来ませんでしたが…」
その言葉を聞くと、驚いた顔をしてすぐに顔を横へと振る
『いえいえ、そんな事ないですよ？お饅頭、すっごく美味しかったですし…それに、三郎くんと長くお話出来て嬉しかったですよ？』
ニコニコとしながら言うAと反対に顔を真っ赤にして、三郎はそうそうと立ち去ろうとする
三郎「っ…///そ、それなら良かったです…//で、では私もこれで……！」
軽くお辞儀をして走ってその場を去る
三郎「…Aさんは本当に…心臓に悪すぎる…！///……そういえば、甘いの好きって言ってたな……また買ってこようかな」
後日勘右衛門やしんベヱに美味しい団子屋などを聞く三郎の姿がありましたとさ。
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ミノ - とっても面白いです！リクエストなんですけど、留三郎と町にいくって言うのと、小平太の看病をするって言うのが見てみたいです！最新頑張ってください！ (2023年4月1日 9時) (
レス) @page14 id: b21339a2c9 (このIDを非表示/違反報告)
しのぶ - 初コメです！凄く面白そうで、このあとの展開が楽しみです！頑張ってください！ (2022年12月27日 23時) (レス) id: 0ed4fa3946 (このIDを非表示/違反報告)
その(プロフ) - リクエストとで兵庫水軍と夢主が会っている話を見たいです！！ (2022年9月19日 19時) (レス) id: 65a2a283a0 (このIDを非表示/違反報告)
レレイト(プロフ) - 月兎さん» わぁ〜！リクエストありがとうございます！頑張って書いてみますね！ (2021年1月29日 21時) (レス) id: 991c696538 (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - 可愛くて面白い作品ですね！リクエストします！打命寺の鐘編でウスタケ城の忍者の長老に欲しがられる夢主さんをリクエストします！更新頑張ってくださいね！楽しみにしています！ (2021年1月23日 10時) (レス) id: 6671492ea8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レレイト | 作成日時：2020年3月19日 1時
