悪役令嬢は生きのびたい！【d】 (ページ34)

今日:21 hit、昨日:5 hit、合計:102,913 hit

好感度30zm視点(後日談) ページ34

※嘔吐表現あり※
ーーーー

zm「……」

zm「…なぁ」

zm「……さっきまで眠ってたやん…」

俺はドアを開けたらいつものお嬢が居ると思ってた。

……思ってたんやけど

zm「お嬢……？」

違う様だ。

ドアを開けたらそこには、

『……』

大好きな人のﾀﾋ体。

zm「うっ……おぇｯ……」

急な吐き気が襲って来た。

やばい！！流石にここでする訳にはあかん！！

俺は急いでトイレへ駆け込んだ。

ーー

……なんとか間に合った…

zm「はぁ…はぁ…ｯ…」

……！速くお嬢の所に行かんと！

ーーーー
ﾊﾞﾝｯ！

zm「……」

zm「……お嬢…」

zm「起きてや、なぁ」

Aを揺さぶってみる。

zm「……」

俺はAの体の上に手を置いた。

氷の様に冷たい。顔も白く、脈もない事からもう既にﾀﾋんでいるのだろう。

zm「A……？」

zm「おれっ、俺は……」

その事を実感してしまった事から、さらに感情が湧き出てくる。

zm「…Aの事、好きだったんやで……？」

……あーあ…

zm「なぁ…起きてや……返事は？」

今更…

zm「Aは俺の事すきだったん……？」

こんな事言っても……

zm「俺はあったあの日から、Aが好きだったんやで、」

もう……

zm「優しくて、とっても気品溢れとって、可愛くて
、水みたいに透き通ってて、本当に好きで、」

Aは……

zm「……なんで俺は…お嬢に気持ちを伝えられんかったんやろか……」

戻って…来ない。

zm「A……俺も今すぐAの所行きたいなぁ…… 」

zm「でもきっとそれは……」

本当に多分やけど……

zm「……Aは望んでないからさぁ…」

zm「…俺…Aの分まで生きる……生きるから…」

zm「また笑ってくれよな……」

思わず顔を埋めてしまった。顔に当たったのは、Aの匂いと血の匂いが混ざったAの服だった。

zm「……こんな事してる場合ちゃう…速く」

zm「1分でも早く……Aを殺,したやつの所に……！！！」

絶対に……許さない……俺のAを……よくも……！！！

ーーーー