悪役令嬢は生きのびたい！【d】 (ページ12)

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好感度１０ページ12

shp「んー、遊ぶっていう訳にもいかないんで、散歩でも行きましょ」

『あーいいねそれ、行こ』

『ゾムも呼』
shp「ダメです、俺はお嬢と二人で行きたいです。」

わがままだね？！()

『え？なんで？』

不意に疑問がでてしまった。

shp「なんとなくです。」

これが猫系ってやつか()

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zm「ん……お嬢…しゅき……」

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shp「準備できましたー？」

『でけたー』

大きな階段の下からショッピさんの声が聞こえる。

『よし、いくぞー』

shp「うぇーい」

なんか無理矢理合わせてる感あるな()

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～庭園～

『おぉ～！めっちゃ綺麗！』

整えられた草木に瑞々しい花。小さな池には鯉が泳いでいる。

shp「はぇー、凄いっすね。」

『そういえばさ、ショッピさんはファミリーネームとかないの？』

shp「あー…俺拾われなんで……」

『あっご、ごめん…』

shp「いえ、いつかは話してましたし。」

『いや、でも……』

shp「辛気臭いっすよ、お嬢。お嬢らしくないです。」

その言葉に思わずジーンと来てしまった

『ショ、ショッピくん…！』

shp「あと、くんとかさんとかなんか変なんで呼び捨てで大丈夫です。」

『わかった！ショッピよろしく！』

環境適応能力高くね私？

shp「ふはっw慣れるの早くないっすかw」

『それな、私天才☆』
shp「ほら早く次行きましょ。」

『おい』

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『あー楽しかった！』

shp「ならよかったです。」

『そろそろ朝食かな？』

shp「そうっすかね」

『多分！ご飯美味しいからはやく行かないと』

shp「はいはいw」

ｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞ…(扉が開く音)

zm「お嬢ーー！！！」

ドアを開くと同時にゾムが飛び出してきた

飛び出してきた？え？

『うわっ！！』

ゾムは飛び出した勢いで抱きついて来た

『ぐえっ』

shp「お嬢！？」

あっ、ﾀﾋんだ☆

と思った瞬間、何かに支えられた。

shp「…ｯ大丈夫ですか！？お嬢！？」

『あっうん、大丈夫だけど…』

大丈夫だけど大丈夫じゃない()

今私は前と後ろから抱かれているのだ。心臓バックバックやで()

zm「…ん？何が起きたん？」

shp「ゾムさん？？」

zm「…あっ………」←全てを理解した

zm「お嬢！すまん！！」

『あっううん大丈夫』

shp「はぁ……」

……もう心臓破裂する…！！

『…そ、それよりさ、とりあえず離れよ？』

zm「…まぁ朝飯近いからしゃーないな」

ありがとう朝飯……！

shp「…」

ショッピはすぐに離れてくれた。さすショピ