やさしいきいろのはな【wrwrd】【軍パロ】【無能】 (ページ8)

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のページ8

食堂まで走る中、脚が上手く動かせずに何度も転びかける。

ここで役に立たずに死ぬぐらいなら……

食堂の開けると、××さんと敵国の兵士がみんなを取り囲んでいた。

こっちに攻撃をしてきたので、ナイフで急所を確実に狙っていく。
脇腹や首横を切られるが、花が急速に埋めていく。
スタと音がし見ると、ゾムを参戦したようだ。

××さんがグルちゃんに銃口を向けていた。
｢危ない！！｣

お腹に痛みがある。
それを振り切り、銃口持っている手をへし折り持っていた縄で拘束する。

後ろのみんなから、息を飲む音が聞こえた。
フードが取れて私を見たからだと思う。
前屈みになると、コロンと銃弾が落ちていった。
そこから花が咲いて来ていた。

全体的にだるくなっているのがわかった。

｢ごめん、も、出ていくね…｣

そそくさと部屋を出ていく。戻る途中、思いっきり転んだ。

立ち上がろうとしても動けない。
足にまで侵食が進み、肌の部分が花で覆い尽くされていた。
ほふく前進で進むが、途中の庭に目がいってしまい、庭の中心に行く。
もう、止まってしまうと体は動けなくなってしまった。
音が完全に聞こえなくなり
青い空を最後に、目が花に覆い尽くされていった。

今の私にあるのは感覚だけだ。
今の自分がどのようになっているのか分からない。
横になっていると、私の背後に何人かの人らが近くにいることがわかった。
私を揺さぶっているのが分かる。

｢ごめ、ね。もう、何言ってるのか、だれ、がいるのかわからないんだ。｣
誰かに上半身を起こされ、何かを叫んでいるのか音の振動だけを感じた。頬に何かが落ちた。
暖かくて冷たい…これは涙？
誰か泣いてるの？

私は最後の最後に微笑みながら
｢わたしなんて忘れて、ごめんね。ありがとう｣

なんだか、眠たくなり意識を暗闇におとしていった。