た ページ7
私はとても焦っていた。
私は自分の死を感じた…そのため身の回りを綺麗にし、パソコンのデータを整理している時だった。
何となく、皆の個人データを見ていて××さんのところだけ履歴に違和感を感じたのだ。
そこの部分だけ調べていると、彼女がまさか、敵国のスパイとわかったのだ。
そこからハッキングを駆使して、あれこれ証拠を集める。
咳を込み、手を見ると血溜まりができていた。
右耳に花が咲き始めてしまったので、音が聞こえづらくなってきた。
そんな中、××さんの証拠を持って書記長部屋に行くとトントンがコーヒーを片手に倒れていた。
｢トントンくん！しっかり！｣
tn｢ん…Aか…｣
｢起きれる？｣
トントンをゆっくり起こし、立ち上がる。
｢少し休んだら？｣
tn｢無理や……｣
｢10分だけでもさ？ね？｣
tn｢うるさいねん！！“無能”の癖につべこべ言うなや！！｣
何も言えずに、すこし沈黙が流れるとトントンくんはハッとした表情をした。
｢ごめんなさい。今のは私が悪かったわ。｣
tn｢あ、え、ちが、｣
｢違くないよ。トントンくんの言っていることは間違ってないよ。本音が聞けて嬉しかったな。程々に気を付けてね。｣
なにか言いたげのトントンくんを置いて部屋を出た。
証拠を渡しそびれてしまったので、こういうのに詳しいロボロの所へ出向いた。
｢ろーぼろくん、いる？｣
rb｢おん、おるで。｣
相変わらずなロボロくんは、私を見て目を見開く。
rb｢え。それ｣
｢えーと、とりあえず中に入っていい？｣
rb｢おん｣
部屋に入り、この花についてのことを話した。
rb｢他に知ってるやつおるん？｣
｢ショッピくんとチーノくんとエミさん、しんぺい先生…ぐらいかな。後はフード被ちゃってるし。そうだ、これみて｣
rb｢これ……！！｣
｢××さんスパイだった。｣
rb｢これ、報告す…｣
インカムで入れようとした時、ダストから知らない黒ずくめが部屋に入ってきた。
隠し持っていたナイフで、急所を刺し息の根を止める。
｢危なかった…怪我ない？｣
rb｢攻撃出来んのな……｣
｢本当はやりたくないけど。正当防衛だよね？｣
rb｢まて、これみてや！！｣
監視カメラには、捕まって食堂を集められていた。
ゾムはいない為、ダストの中で気を伺っている最中なのだろう。
｢行かないと！！｣
rb｢あ！待てや！｣
ロボロの制止を聞かず、食堂まで走っていった。
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作者名：しずく | 作成日時：2021年12月12日 15時
