ら ページ3
朝起きる。
みんなは6:00には起きて食堂に向かっていると思うが、食べれなくなってしまったのでそもそも行ってないのと、あの場所に私の場所は無いので行かない。
ふと、怪我した右腕の二の腕を見るとそこには怪我したところを覆い尽くすように黄色の花が綺麗に咲いていた。
取ろうと試みたが、痛みが酷く取るのをやめる。
今更気付いたが、包帯も取れていた。
とりあえず、服に着替えているとコンコンと、ドアをノックする音が聞こえた。
shp｢ショッピです。先輩起きてますか？｣
｢うん、起きてるよ。｣
ドアを開けると、眠たそうにそして、どこか心配そうにこちらを見ている彼は、コネシマくんの後輩だ。
私を気にして、ゼリーと栄養サプリを持ってきてくれる。
そんなこと、しなくてもいいのに。
｢いつもありがとう。ごめんね。｣
shp｢大丈夫すよ。気にしないでください。ゼリー食べれそうですか？｣
｢うーん…ごめん、食べれないかも。サプリだけ貰うね。ゼリー食べていいよ。｣
shp｢っ、分かりました。｣
いつも、泣きそうな顔をしている。
サプリを飲んで一息すると、ショッピくんは重たい口を開いた。
shp｢A先輩が中庭の花壇壊したって…｣
｢うーん、壊しては無いと思うけどなぁ。あ、見てみて。｣
私は花のことを思い出し、裾を上げてショッピくんに見せてみる。
｢怪我した所に黄色の花が咲いたんだよ。綺麗だよね。｣
shp｢え…これ、大丈夫なんすか？！｣
｢うーん、わからない。｣
shp｢それよか、怪我したって！｣
｢昨日かな。ゾムくんがナイフ投げてきてさ。…あぁ、怒らないであげて。｣
shp｢それもそうすけど、手当は？自分でやってへんよな？！｣
｢あ〜｣目線をそらす
shp｢はぁ〜｣
なんて、会話をする。
その日も書記長殿の部屋に向かっていると、ひとらんに出会った。
ht｢ねぇ。花壇壊しただろ。｣
｢壊してないよ。｣
そういうと、顔面の右当たりを思いっきり殴られる。
ひとらんの、いい所は1回だけしか殴らない所、差しているカタナを使わないこと。
彼の優しさがとても感じられる。
この日もいない……と思いきやまさかの寝ていました。
目の下は酷い隈が見えたので、書類を静かに起き多めに書類を持っていくことにした。
近くにあったブランケットを掛けてあげて、部屋から出ていく。
その後、鏡を見ると青くなっていた。
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作者名：しずく | 作成日時：2021年12月12日 15時
