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✕年後の話 ページ49

Aside


ピコン、と携帯から通知が来た。
…無一郎から。

無一郎今日、テレビで
インタビューを受けるから見てて。
5時くらいに放送されるって。



あ、そうなんだ。
対戦相手には勝ったのかなぁ。
そう思いながら、

分かった。楽しみにしておくね。


と送った。すぐに既読がついた。
さてと、私は家事とトレーニングを
頑張りますか。そう思い
体を伸ばした。








「あ、もう5時だ。」


何チャンネルだろう。番組表を見ると
「時透無一郎」の文字があったので
急いでそこを押した。


「あ、建物から出てきた。
そこで対局してたのかな…」


私には将棋の面白さはさっぱりだし
無一郎がどれだけ凄いのかは
分からない。けど、
ここまで注目されてるってことは
まぁ、凄いんだろうな。


「今回の対戦相手はやはり
強敵でしたか?」


「いえ…まぁそんなに。」


煽るな煽るな。
そう思っていたら後に


「僕にはAがいるので。」


と、付け足された。
私、何もしてないんだけどね。
…まぁ、中学の時私も無一郎が
頭に浮かんで的の中心に
当たったみたいなところがあるから、
そんな感じなのかも、と思った。


「最後になにかAさんに対して
言いたいことはありますか?」


「なんでそんなこと聞くの!?」


思わず一人でいるのに
突っ込んでしまった。
いや、だって無一郎にそんなこと聞いたら


「…A、見てるよね?
いつもありがとう、大好きだよ。」


…こんなこと言われるに決まってる。
これ生放送でカットできないよ?
文句言ってやろう。

無一郎あれ生放送だよ!?
本来惚気ける所じゃないんだよ!?



またしても既読がすぐにつき

無一郎インタビューの人が
聞くのが悪いんだよ。



そうかもだけど…
はぁ、とため息をついて
ゴロンと寝転がり無一郎の帰りを待った。


晩御飯を作っていると
ガチャ、と鍵を開ける音がした。
1度手をサッと洗い玄関に向かう。


「ただいまー。」


「…おかえり。」


「インタビューの時はごめんね?
みたらし団子買ってきた。」


「…別にいいよ。」


みたらし団子につられた。
するといつものように、


「A充電中…」


そう言いながら私に抱きつく無一郎。
…恥ずかしいばかりは嫌だ。


「無一郎。」「ん?なに」


ちゅ、とキスをした。


「おかえり。」


「…ただいま。」


ふと、今世ではずっとこの幸せが
続きますようにと思った。

あとがき※色々追加あり→←姉として願ってる


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

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設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎   
作品ジャンル:恋愛
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紡葉(プロフ) - すみれ。さん» 楽しみにしてますね! (2021年8月11日 10時) (レス) id: 4b1992f2c0 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ。(プロフ) - 紡葉さん、今回も見ていただきありがとうございます!頑張って更新していこうと思います。 (2021年8月10日 15時) (レス) id: 32ccc8a882 (このIDを非表示/違反報告)
紡葉(プロフ) - 続編おめでとうございます!この作品も楽しみにしてますねっ! (2021年8月10日 14時) (レス) id: 4b1992f2c0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すみれ。 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2021年8月10日 8時

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