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終わらない悪夢 ページ4

*



「ああああああ──────!!!!」






ズラリと目の前に並ぶのは、つい数時間前までは生きていた仲間たちの死体。

血の気が失せ、唇は青ざめ、体からはぐったりと力が抜けているそれは、明らかに生きている者たちとは違う。


もうあと数日もすれば、この死体も、他のと同じように腐臭が立ち込めるのだろう。


だから、その前に。


「A」


「わかってるよ」


頭上から降ってきた声に、死体の前から体を退ける。

すると、悲しげに目を伏せた 生きた(・・・)仲間がそれを運ぶ。


パチパチと爆ぜる音を立てる炎の中へ入れる。

新しく燃やすモノを得た炎は一際高く燃え盛る。


その者たちの肉を、骨を、志を燃やして。

生き残った者の闘志を、悲しみを、遺憾を煽って。


また一人、仲間が死んだ。

また一人、屍が増えた。

また一人、仲間を葬った。



「───ねぇ、銀時、」



ただ無表情に炎を見つめるソイツを見る。

轟々と燃え盛る、真っ赤な炎を映す真っ赤な瞳は、空っぽで、まるで感情がない。



「いつになったら、これは終わるの───?」






──水面から顔を上げるように意識が浮上して、さっきまでのことが夢だったことを知る。


(嫌な夢……)


汗でパジャマが張りついて、かなり気持ち悪い。


窓の外はまだ真っ暗で、起きる時間じゃないどころか、まだ夜が明けてないことがわかる。



.

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暇愛*(プロフ) - 花恋さん» コメントありがとうございます!その一言でかなりモチベーション上がりました!最後までお付き合いお願いします。 (2019年8月23日 20時) (レス) id: 251e52ea6f (このIDを非表示/違反報告)
花恋 - 本当にこの話大好きです!更新楽しみに待ってます! (2019年8月21日 12時) (レス) id: 5970e2ed7a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:暇愛* | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年8月14日 0時

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