地味20 ページ19
あの日からクィレル先生もいなくなりどうして目が熱くなるのかもわからないまま時が過ぎていった
そして今は夏休み
冬休みは帰らなかったが、お父様から心配の手紙が届いた為帰ることにした
お姉様や弟から気持ち悪がられてはいるがお父様も吸血鬼
私を気持ち悪がることなく接してくれる唯一の家族
久しぶりに会う私を見て安心したように抱きしめてくれたお父様を思い出し、これからは手紙を定期的に書こうと反省しながら荷造りをする
お父様と楽しい日々を過ごしていたが所詮は夏休み
明後日からは授業が始まってしまう為、明日には帰らなけばいけなかった
「今、時間はあるかい？少し外出しよう」
『ええ、お父様。荷造りも終わったので大丈夫よ』
できる子だと微笑みながら頭を撫でてくれる手の温もりを感じながらあることを思い出す
『お父様、私ダイアゴン横丁に行きたいの。教科書買わなくちゃ』
「そうだな、食事を済ませたら向かおう」
食事を済ませ、暖炉から煙突飛行粉でダイアゴン横丁まで移動する
書店に着くとサイン会が催されていた
『お父様、あの人誰かしら』
「ギルデロイ・ロックハートだね。最近人気の作家だよ」
『知らなかったわ』
特に興味はないので教材を買ってしまおうと足を踏み出すと、ロックハートの横に立つ男の子が目に入る
遠くからだがはっきりとハリーだと確認できる
『お父様、あの子私の友達なの』
「そうなのかい？せっかくだ挨拶しに行こう」
ハリーのもとへ近くと見覚えのある面影が複数あった
『ロンにハーマイオニー！お兄様方もいらしていたのね』
「ええ？！どうしてAがいるんだ？」
「お友達かい？」
『ええ、みんなお友達』
戸惑うロンとハーマイオニーを横目にお父様は嬉しそうに笑った
「学校楽しそうで何よりだ」
「Aその方はお父さん？」
ハーマイオニーが口を開く
『えぇ、私のお父様』
「すごく似てるわね。綺麗な髪も瞳もお父さん譲りなのね！」
『ありがとう』
ハーマイオニーの言葉に脈打つ心臓を抑えつつ微笑む
ここにいる誰もお父様の正体を知っているはずはないのに内心ヒヤヒヤしてしまう
「そこにいるのはポッターじゃないか」
聞き覚えのある声に目を向けるとそこにいたのはやはりドラコであった
「お前もいたのかレカロ」
不愉快そうに眉を顰めるドラコを見て
私とお父様はため息を吐くしかなかった
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中(プロフ) - にこ太さん» コメントありがとうございます！どうしても忙しく原作と照らし合わせながらお話を書く時間が取れないのでまた暫く更新出来ない状況が続くと思いますが、必ずお話進めたいと思っているので首を長くしてお待ち頂けると幸いです。 (2022年7月31日 1時) (
レス) @page20 id: 8789169e2d (このIDを非表示/違反報告)
にこ太 - 最近ハリポタ再熱して漁ってましたか最初の方も中学生とは思えないようないいお話でした…！！成人してらっしゃって更新は大変かもしれませんがこれからも待っています！！ (2022年7月28日 3時) (レス) @page20 id: 9cb6d23550 (このIDを非表示/違反報告)
あみ - がんばってください！ (2019年12月16日 19時) (レス) id: 890d64ab05 (このIDを非表示/違反報告)
ほどぅん(プロフ) - IZUさん» ありがとうございます！のろまなりにがんばります！ (2016年9月3日 23時) (レス) id: aebf1350db (このIDを非表示/違反報告)
IZU - 更新応援させていただきます！ (2016年9月2日 15時) (レス) id: ea97666007 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほどぅん | 作成日時：2016年9月2日 0時
