太った婦人の逃走。 ページ26
『お帰り、二人とも。楽しかった？』
何事もなかったような顔をして私は二人を出迎える。
ロンもハーマイオニーも、満喫したらしい。
ロンに関してはまだ居たかったと言わんばかりの表情だ。
『晩ご飯だよ。行こっか。ハーマイオニー』
「え、僕は無視かい！？」
『ハリーが居るでしょ？w』
「…あ、お土産ハリーに渡さなきゃ。」
全く、マイペースなんだから、ロンは。
「今日は、何してたの？」
『なーんにもしてない。本読んでた。』
「スネイプ先生と話はしなかったの？」
『あぁー、最近は話してないなぁ。』
「それヤバいんじゃない？倦怠期？」
『まっさかーw』
なんて恒例の女子トークを交えながら。
大広間に入ったとき、久しい人影が見えた。
ちなみにセブルスではありませんからww
「A。」
『ミュエル？どうしたの？』
そう、彼女はミュエル・ローレンス。
レイヴンクローの所属の同級生。
ちなみにセブルスを狙っている女の子である。
昨年成り行きで仲良くなったのだ。
「…最近、スネイプ先生が機嫌悪いの、なんか関係してる？」
『分かんない……』
「…いやそれ完全に貴女が原因よねA」
「やっぱりMs.グレンジャーも思うわよね？」
私が？話してないだけなのに？
セブルスそんなヤキモチ焼きじゃないはずだけど…
「ハーマイオニーでいいわ。よろしく」
「ミュエルよ。よろしく、ハーマイオニー。」
勝手に友達になってるしw
まぁいいや。
『ちょっと話してみるわ。ありがとう。ミュエル。』
別れて、席につく。
ご飯を食べ終えて、寮に戻るときだった。
『なに？』
列の先頭近くは騒がしかった。
“太った婦人が消えた！„
『…シリウス・ブラックが、校内に？』
「絶対そうだ！！」
「そこ！もう寝ろ！」
と、パーシーの叱責を受けて仕方なく狸寝入りする。
「…城内は全て探しました。」
「ご苦労。」
セブルスと、校長だった。
いくらか会話を交わして大広間から出ていった。
うつらうつらした時に、
“あぁ、哀れな犬。
あんたはそれでも生きるかい„
微睡みの奥で、そう聞いた気がした。
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ひいらぎ - fairy tale様、ご指摘感謝いたします。修正いたします。更新楽しみにくださってとても嬉しいです。ありがとうございました。 (2017年12月27日 6時) (
レス) id: 246d2e56cc (このIDを非表示/違反報告)
fairy tale - はじめまして。いつも更新を楽しみにさせていただいてます。1度目のコメントが誤字の指摘であることをお許しください。正しくは「アメニーガス」ではなく「アニメーガス」です。修正の方よろしくお願いします。長文失礼しました。 (2017年12月26日 23時) (レス) id: 9f8c232ed9 (このIDを非表示/違反報告)
ひいらぎ - よっつー様、ありがとうございます！暇さえあれば更新してますのでww楽しみにしてくださり嬉しいです！精進して参ります！w (2017年12月24日 20時) (レス) id: 246d2e56cc (このIDを非表示/違反報告)
よっつー(プロフ) - オォー？これからどうなるのやら楽しみですなぁ、早い更新ありがとうございます（？）これからもニヤニヤキュンキュン頑張ってください！ (2017年12月24日 17時) (レス) id: 9908cce7f6 (このIDを非表示/違反報告)
ひいらぎ - (・×・)様、ありがとうございます！！楽しんでもらえて何よりです！私のモットーはニヤニヤとキュンキュンをお届けすることですので嬉しいです！wこれからもよろしくお願いします！ (2017年12月19日 19時) (レス) id: 246d2e56cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひいらぎ | 作成日時：2017年12月15日 19時
