【ky】俺の唯一怖いもの

15日目 ページ16

『マンボウってカッコイイよね』


レトルト「それならサメとかの方がかっこよくない？」


『わかってないなあ〜マンボウってなんか乗れそうじゃん』


レトルト「サメも乗ろうと思えば乗れるでしょ」


『食べられるかもしれないじゃん！！』


レトルト「サメがマンボウを食べるかもね」


『馬鹿だな〜レトくんは。サメはマンボウ食べないんだよ』


「水族館でそういう話しちゃだめじゃないですか笑笑」


レトルト「うわぁっ！？！？」


レトくんと他愛もない話をしながらマンボウを見ていた時、誰かに話しかけられた。


聞き覚えのある声だ


『？だれ…、って春夏ちゃん！？』


春夏「こんにちは！偶然ですね！」


レトルト「え、あの。誰…？？」


『あー朝言ってた私の後輩の彼女ちゃん！！
まじちょーいい子なんだよ』


春夏「1年の前園春夏です。先輩は？」


レトルト「あーえっと、2年の香坂玲斗です。レトって呼ばれてます」


『どもりすぎだろ根暗野郎』


レトルト「うるさいないてこますぞ」


春夏「よろしくお願いします、レト先輩！」


レトルト「よろしく」


『てか春夏ちゃん、なんで水族館にいんの？』


春夏「へへ、デートです！」


あぁ、キヨと一緒に来てるのか


いいね〜ラブラブじゃん。羨ましいよほんと


『リア充してんじゃーん！このこの〜』


春夏「えー！A先輩だってデート中じゃないですか！」


レトルト「なっ、」


「『デートじゃない！！』」


春夏「息ぴったり笑」


『ほんとに違うの！私が好きなのは』


キヨ……





じゃない！！ダメだ彼女になんてこと言おうとしてんだ……！？


春夏「好きなのは……？？」


レトルト「え、お前好きな人とかいんの？」


『わ、私が好きなのは魚だよ！！！』


……


何だこの言い訳


「ねえまま〜あのお姉ちゃん魚にこくはく？してるよ」


「そういう人もいるのよ〜多様性よ多様性」


通りすがりの親子に変な気まで使われた……


「ふっwwwははwあっははwwwwwwwww」


キヨ「A先輩そんな大声で特殊性癖発表しないで下さいよwwwあーおもしれーwww」


春夏「あ、拓也くん！」


レトルト「…大丈夫かお前……？」


『……大丈夫です、、』

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