24-1 : 皆の約束 ページ27
Aside
「はいはいはーーーい！！！ちょっとええかなぁ？？？」
沈黙を大声で破る人物が一人。重い空気を吹き飛ばすような大声はどうやら不機嫌な不人気から発されたらしい
「えっと…しゃおちゃん？今そんな雰囲気やったっけ？」
大先生がおろおろとシャオロンに問いかける。それでも彼は不満だ！と言わんばかりに頬を膨らませている
「なんでなん！？そないな過去どうでもええやん？？確かにAは過去に二人に知らず知らず苦しめられとったんかもしれへんけど、今俺の話しとったやん！！」
どうでもいい。
そう言われて傷つきなんてしなかった。寧ろ…
何故か心に風が吹き抜ける感覚がした
「お前…どうでもええなんていうなや！」
「あぁん？？うるせぇチワワ」
私の過去をよく知っているこねちゃんは気を使うようにこちらを一瞥しシャオロンを睨み付ける。
でも今は、気を使われたくない。その視線が一番辛かったから
「どうしたらどうでもいいなんて思えるんや！グルッペンに引き入れられただけのシャオロンにはわからへんやろ！」
「そういうシッマは昔に二人の過去を聞いたときことあるごとに二人のこと殺そうとしてほんま面倒やったなぁ？おぉ？」
いい加減、現実に目ぇ向けろよ
黄色い星の瞳が流星群のような炎をめらめらと灯す。その目はとても熱く燃えているのに視線は冷えきっている。私をその目で見つめてシャオロンは言いはなった
「なぁA、もしグルッペン達が嫌になったら俺がAに一生ついてってやるから、ぜぇったいに、この不幸ですってオーラ放ってる奴らみたいに暗い思いなんてさせへんから！今だけは俺をみてや！おれの従兄弟の戴冠式やで！暗い気持ちでなんて迎えたくないねんか！」
両手を私よりも一回りおおきな掌で包まれて真っ直ぐに見つめられる。
暖かい涙が頬を伝う。心が満たされていく
「俺な？平和な国の王族やから確かに皆の暗い過去のことなんて欠片もわからへん。でも、過去の話してるときの皆の暗い顔なんて見たくないんや。無神経でなんもわかっとらんって言われても構わへん。せやからA、笑ってや」
大きな手が頬を包む親指で無理矢理口角をあげられる。
変な顔やなぁ…なんていってニッと歯を見せて笑うシャオロンは本当に星の輝きを纏っているようだった
「んん"っ聞き捨てならないなシャオロンよ。我々だの一員である限りお前の戦線離脱は許さないゾ」
「わかっとるよ、そうならないためにも皆笑えや！」
約束
24-2 : 三人よれば→←23-7 : それが真実であること
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夜空音 - 狐（こん）△さん» コメントありがとうございます！青い鳥は見てはいるのですがアプリは入れてないんです…すみません(´・ω・`)これからも応援お願いします！ (2017年7月26日 0時) (
レス) id: 5aad051f04 (このIDを非表示/違反報告)
狐（こん）△(プロフ) - 夜空音さんのお話がとても好きでコメントを書いてしまいました！とっても好きです！これからも応援してます！（夜空音さんは青い鳥などやっておられますか？やっていらしたらお話したいのですが…） (2017年7月25日 22時) (レス) id: 31e766e5ec (このIDを非表示/違反報告)
夜空音 - 捨てられた寝ぇ猫(∂ω∂)♪さん» ヤンデレ美味しいですよね…！彼には今後も期待してて下さい！ (2017年6月12日 1時) (レス) id: 09c0159810 (このIDを非表示/違反報告)
捨てられた寝ぇ猫(∂ω∂)♪ - ヤンデレ美味しいﾑｼｬﾑｼｬ← (2017年5月28日 13時) (レス) id: 308487bf5b (このIDを非表示/違反報告)
夜空音 - みいろさん» ヤンデレらんらんさん好きなので書いてて楽しいです…w 夢主ちゃんには頑張ってもらわないとですね…！ありがとうございます (2017年5月5日 12時) (レス) id: 3232c3fbe5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜空音 | 作成日時：2017年4月21日 0時
