23-7 : それが真実であること ページ26
Aside
「これが俺とグルさんの全てや。いままで隠し取ったのはグルさんがAに責任感じとったから、だから言わんかった。」
「おいトントン…！お前…」
「今更隠す必要もないやろ？」
「だからといって…今ここで全て話す必要があったか？」
「さぁ、どうやろ。でもなグルさん、俺、あんたが可笑しくなったのコイツが来てからやって知っとる。せやからさ、コイツに本当のこと話したらどうなるか。ちゃんと見といたほうがええなぁってずっとおもっとったよ」
何も受け入れられなかった。信頼して隣で仕事をしていた書記長がそんなことを思っていたなんて…なにも知らなかった
ｽﾞｷﾘ…
「そうだが…」
落ち着け落ち着け落ち着け、過去のことなんだ、仕方のないことなんだ。皆には皆の生き方がある、だからそこで起きたことは今に関係なんてない
幸せなあの暮らしがこの二人に壊されたことなんて。今更恨んでも仕方ないんだから
仕方ない…
「…総…統、何故私を…我々だに…入れてくれたのです…か？」
すがるような声で訪ねる
「それ…は…」
目を反らしていいよどむ総統、私は貴方のそんな姿がみたい訳じゃない
「そんなん、俺達の自己満足のためやん？」
「っトントンお前…！」
「だってそうやろ？証明写真に写る、黒髪、黒目の女性、あの日焼き付いた顔の名残。記憶が増えても忘れることのなかった…その名前。あんたの生存確認をしたとき、俺とグルッペンは安心して、もう不幸にしない…絶対に幸せにするって決めたんや。せやけど、アンタにとっても、俺達にとっても。結局…俺達が一緒におるのは不幸を呼ぶ以外何者でもなかった。いままで無理させてごめんな？」
わたしは…不幸じゃない
「しかしA、本当にお前はよく勉強し成績も優秀で確かに実力で我々の元に来たんだ。そこに私的な力は一切働いていない」
ｽﾞｷﾘ…
「A…？今まで黙っていて…すまなかった」
「ごめんな…さい…」
憎しみも、恨みも怒りも…感じなかった
あるのはただの後悔。お互いがお互いを不幸にしながら過ごしていたなんて笑える。
「どう…して、皆だまってる…の？」
涙が溢れて…止めどなく流れ落ちる
「わたしは…へいき…だよ…だから、外交…頑張ります…ね？」
何が悲しいのかすら何もかもわからなかった
「…すまない…A」
「…ハイル…っ！」
「！？」
でも、これだけは変わらない
わたしはいつまでも総統に忠誠を誓う。それが
…それだけが私の意味
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夜空音 - 狐（こん）△さん» コメントありがとうございます！青い鳥は見てはいるのですがアプリは入れてないんです…すみません(´・ω・`)これからも応援お願いします！ (2017年7月26日 0時) (
レス) id: 5aad051f04 (このIDを非表示/違反報告)
狐（こん）△(プロフ) - 夜空音さんのお話がとても好きでコメントを書いてしまいました！とっても好きです！これからも応援してます！（夜空音さんは青い鳥などやっておられますか？やっていらしたらお話したいのですが…） (2017年7月25日 22時) (レス) id: 31e766e5ec (このIDを非表示/違反報告)
夜空音 - 捨てられた寝ぇ猫(∂ω∂)♪さん» ヤンデレ美味しいですよね…！彼には今後も期待してて下さい！ (2017年6月12日 1時) (レス) id: 09c0159810 (このIDを非表示/違反報告)
捨てられた寝ぇ猫(∂ω∂)♪ - ヤンデレ美味しいﾑｼｬﾑｼｬ← (2017年5月28日 13時) (レス) id: 308487bf5b (このIDを非表示/違反報告)
夜空音 - みいろさん» ヤンデレらんらんさん好きなので書いてて楽しいです…w 夢主ちゃんには頑張ってもらわないとですね…！ありがとうございます (2017年5月5日 12時) (レス) id: 3232c3fbe5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜空音 | 作成日時：2017年4月21日 0時
