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最寄り駅を調べ、そこに向かって歩き出す。
「あー、美味しいもの食べられて
最高でした。」
「よかった、よかった。
昨日は結構マジで心配してたからね。」
ふくらさんが冗談交じりで笑いながら言う。
そうだった、私が喝入れてくださいとか
頼んでしまったんだった。
「すいません。いつもいつも。
根がネガティブなんで、どうしても、
ああなってしまって、反省です。」
「また、いつでも言ってくれたら話聞くし、
美味しいもの一緒に食べに行って
ぱーっとしたらいいよ。」
「ありがとうございます。」
この方が隣に居ると本当に心強い。
「次までに、また美味しい店探しとくよ。」
次というのは、さっき話した次のデートのことなのかな？
ふくらさんの気持ちは全然分からないけど、
「誘ってもらって嬉しい」という自分の気持ちに素直になろうと思う。
「私も、探しておきます。
けど、私たちずっと食べてますよね。」
「はは、確かに。
でもいいじゃん、美味しくて幸せだよね。」
確かにふくらさんは幸せそうに食べる。
「休みの日にしたいこととかありますか？」
「うーん、クイズとか、パズルとか、謎解きとか。」
「それは、私ご一緒できないですね。すいません。」
「初めてでも楽しいのは沢山あるけどね。」
この会社で働いているんだから、
そういうのに触れてみるのもいいのかも。
と少し思ったりするが、
ふくらさんの足を引っ張りそうで気が引ける。
「じゃあ、次はどこか出かけて、最後にご飯だね！
また、休みが被りそうな日探しとく。」
「最後の美味しいご飯は外せないんですね。」
笑いながら、店からの最寄り駅に着いた。
「家まで送ろうか？」
「いえ、今日はまだ明るいし大丈夫です。
明日お仕事頑張ってください。」
「ありがと。じゃ、また。」
ひらひらと手を振って、
こちらがホームへ向かうのを待っている。
笑顔のふくらさんに見送られて
エスカレーターを上った。
上に着くと、向こう側に反対方面のホームが見えて、
ふくらさんがのぼってくるのが見えた。
小さく手を振ってくれてこちらも振り返す。
2人の間を電車が通って視界が遮られた。
目の前に着いた電車に乗り、スマホを開くと、
すぐにメッセージが届く。
「ありがとねー！」
「こちらこそです。」
電車が動き出すと、大きく息を吐いた。
人生初デートが終わった。
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00kohaku00(プロフ) - おれんじじゅーす。さん» こちらこそ、リクエストありがとうございました。ko考察第２弾も考えてます！お楽しみに。 (8月2日 2時) (
レス) @page6 id: dd8212c960 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじじゅーす。(プロフ) - koちゃん視点面白かったです！！リク応えて下さってありがとうございます😭 (8月2日 1時) (レス) @page7 id: 7f991e8d5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琥珀 | 作成日時：2023年7月26日 7時
