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精霊召喚 ページ31

武田「みなさん、おはようございます!」


武田先生が教壇に手をつきながら言った。それに、私達も挨拶を返す。


それから、武田先生は朝のHRを始めた。早速、精霊召喚の話をしだす。


武田「えー、今日半日は、毎年初等部好例、『精霊召喚』をします」


武田先生の言葉に、教室にいる生徒達がざわめき出す。私と仁花はすでに知ってしまっていたから、特に驚くことはなかった。


武田「はい、静かに!…………えー、で、今から、その精霊召喚を始めます。

召喚の仕方や、召喚のための呪文。

手取り足取り教えながらやりますので、ちゃんと聞いていてくださいね」


再来、謎の威圧感。武田先生の最後の一言で、教室は水を打ったように静まり返る。


武田「では、授業を開始しましょうか」



・‥・‥・*・‥・‥・



ざわざわと騒がしい教室。武田先生は、「授業を開始する」と言った後、忘れ物をしたことに気付いたらしく、今、取りに戻っている。


先生が教室を出てから五分後。先生は、片手に茶色い絹の袋を持ち、もう片方の手にも、同じ袋を持った姿で帰ってきた。


武田「みなさん、すみません………!

遅れました。では、次こそ、召喚授業を開始します。

では、まず、説明をしますね。

最初は召喚呪文です」


そう言ってから、武田先生はチョークを持ち、黒板に文字を連ねていった。


《我が名は武田一鉄 かの精霊と契りを結ぶことを望む 我と契りを結ぶ者 今 ここに姿を表したまえ》


武田「今は、例として僕の名前を使いましたが、そこには自分の名前を入れて、唱えてくださいね」


誰もが先生の話に耳を傾ける。初の精霊召喚だ。楽しみにしているからこそ、成功させたい。私もふくめ、大半の人がそう思っているだろう、と考える。


武田「次に、召喚に使う道具についてです。

主に精霊召喚で使う物は、『魔石』、『水瓶』、『水』の三つです。

水瓶と魔石は、後で配布しますね。

では、最後に、肝心の『召喚の仕方』を説明します」

説明→←召喚の前に



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まや(プロフ) - ちーたんさん» 私の知識不足のせいで…誠に申し訳ありません。また一つ学ぶことが出来ました。ご指摘ありがとうございました!直しますが、まだ直っていないところなどあれば、また言っていただけると嬉しいです。 (2017年8月25日 19時) (レス) id: d78b0177e8 (このIDを非表示/違反報告)
ちーたん - とても面白かったです。ただ、一つ気になりまして…。初等部は小学校の別名で、中等部は中学校の別名です。直していただけませんか?長文失礼しました。更新頑張ってください。 (2017年8月25日 1時) (レス) id: ce5d38f4dd (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - 朝霧さん» 指摘ありがとうございます!直しました (2017年6月25日 22時) (レス) id: d78b0177e8 (このIDを非表示/違反報告)
朝霧 - P42 『りエーフ』になってます! (2017年6月25日 22時) (レス) id: f32a0935b2 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - まやさん» はーい!なんかすいません。先走って。 (2017年2月23日 19時) (レス) id: 054b7aa1c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まや | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2016年10月2日 20時

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