エメラルド色の獣人族 ページ12
ドアノブをグイッと内側に引っ張ってから右横に引く。
がこん、と大きな音がその場に響いた。
後ろでぼーっとしていた仁花が驚いてたけど何も知らない。
そしてそのまま教室の中に入っていく。
仁花の腕をひいて、黒板の前に来る。黒板には座席表が印刷された模造紙が貼ってあった。
貴方「えーっと、私達の席は……あ、あった。」
谷地「やったぁ!近くだよ!」
そう言ってピョンピョン跳び跳ねる仁花。
貴方「そうだね、じゃあ行こう。」
私達の席は窓側の列にあった。
私は後ろから二番目、仁花は後ろから三番目だった。
つまり、私の前の席に仁花がいるってこと。
はたして私の隣には誰が来るのか……
そう脳内ナレーションをしていると、いつの間にか隣にはでかい人影が……。
貴方「うっわぁ……。」
あまりのでかさに声が漏れてしまった。
そしてもうひとつ、彼には獣のような耳がはえているのだ。
こいつも獣人族かい。
すると、その高身長獣耳野郎が話しかけてきた。
「オレ、灰羽リエーフ‼お前なんて言うの?」
あっ、よろしくな!じゃないんですね。名前聞いて来るんですね。
ま、隣の席のやつだし、自己紹介はしなくちゃね。
貴方「私は城崎A。」
灰羽「Aか!よろしくな!」
あ、やっと来た。よろしくな!
一応返しておこう。
貴方「よろしく。」
その一言が引鉄となったのか、灰羽は色々な質問を投げ掛けてくる。
中には質問じゃないものもあったけども。
灰羽「Aは白の民なんだな!目が灰色だ!オレの目見てみ、エメラルドだろ?オレが何の民か分かるか?」
長い、異様に長い。そしてビックリマークが多い。
ちゃっかり名前呼びされてるし。
あ、答えなきゃ。
こんなの簡単でしょ。
貴方「緑の民でしょ?」
灰羽「ぶっぶー!正解は、獣人族でしたー!」
民じゃねぇじゃん。族じゃんか族。
というか、純血?
獣人で純血は、珍しいと昔読んだ本に書いてあった。
純血の獣人族は年々減ってきているって書いてあった気がする。
あれ、でも………
すると、また私の思考回路をちょんぎって灰羽は話始めた。
灰羽「でもな、緑の民でもあるんだ。じいちゃんが緑の民とのハーフだったんだよ。」
何だ、純血じゃ無かったのか。
じゃあ、魔法は使えるのかな?
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まや(プロフ) - ちーたんさん» 私の知識不足のせいで…誠に申し訳ありません。また一つ学ぶことが出来ました。ご指摘ありがとうございました!直しますが、まだ直っていないところなどあれば、また言っていただけると嬉しいです。 (2017年8月25日 19時) (レス) id: d78b0177e8 (このIDを非表示/違反報告)
ちーたん - とても面白かったです。ただ、一つ気になりまして…。初等部は小学校の別名で、中等部は中学校の別名です。直していただけませんか?長文失礼しました。更新頑張ってください。 (2017年8月25日 1時) (レス) id: ce5d38f4dd (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - 朝霧さん» 指摘ありがとうございます!直しました (2017年6月25日 22時) (レス) id: d78b0177e8 (このIDを非表示/違反報告)
朝霧 - P42 『りエーフ』になってます! (2017年6月25日 22時) (レス) id: f32a0935b2 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - まやさん» はーい!なんかすいません。先走って。 (2017年2月23日 19時) (レス) id: 054b7aa1c5 (このIDを非表示/違反報告)
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