にじゅうさん ページ23
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優 「えっ、ちょ！」
私を呼び止めるような優斗先輩の声が
聞こえたけど、那須は立ち止まらなかった。
『なっ…那須！！』
男子と同じスピードで走ったこと
なんて初めてで、
息が上がってて、髪もボッサボサ。
それに気づいた那須は、
ゆっくりと歩き出した。
那 「せっかく上手くいきそうだったのに、
ごめん。」
背を向けられているせいで、
どんな表情をしているのかわからない。
那 「でも、やっぱり譲れない」
意味がわかんなくて、
なにが、って聞こうとしたとき
那須がくるりと振り返って
目が合わせられた。
那 「俺、Aが好き」
「…お前のこと、好きだったから
あの時つい、……キスしちゃったんだよ」
那須の顔は真っ赤だった。
照れたように告げられたわたしは、
どうしたらいいのか わからなくて、
なんか、涙も出てきちゃって、
感情がごっちゃごちゃ。
でもこれだけは。
『…謝らないでよ』
「あんたがキスなんてするから
私も好きに…」
そこまで言ったところで ハッとした。
なんで私、口滑らせちゃってんだろ。
那 「…え？
もう1回言って」
『〜っっ、もう言わない！』
絶対に聞こえてるはずなのに、
確かめるように わたしに耳を傾けてくる。
無意識の意地悪ってやつ。
那 「言わないならキスするよ？」
こんなはずじゃなかった。
那須なんか好きになるはずじゃなかった。
『してよ』
那 「……はっ？」
だけど、好きになってしまったのは
全部ぜんぶ、キスのせい。
________fin。
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rim(プロフ) - まむんさん» はじめまして！ ええっ、とても嬉しいお言葉をありがとうございます^^* もうすぐ完結するので、それまで応援よろしくお願いします！ (2018年2月4日 12時) (
レス) id: f90a6e24c4 (このIDを非表示/違反報告)
まむん(プロフ) - はじめまして！とてもお話の続きが気になります！完結まで頑張ってください！！ (2018年2月3日 6時) (レス) id: cad006097d (このIDを非表示/違反報告)
rim(プロフ) - ちょこさん» ありがとうございます！ 評価制は星が赤く染まるまでなので、それまでお付き合いお願いします＞＜ (2018年1月28日 3時) (レス) id: f90a6e24c4 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - rimさんが書く作品とても大好きです！評価制ではなく、普通に更新してくれたらな…とは思いましたが、頑張ってください！ (2018年1月28日 3時) (レス) id: a40997c480 (このIDを非表示/違反報告)
rim(プロフ) - メロンさん» ありがとうございます！！Wゆうとのどっちとくっつけようか迷っているので、更新は遅くなると思いますが 応援よろしくお願いします^^ (2018年1月27日 22時) (レス) id: f90a6e24c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rim | 作成日時：2018年1月25日 20時
