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「あの、ほんとに、ありがとうございます」
あの後私が目指していたネオンの中、手頃なカフェへと入ったんだ。
ガクガクと震えていた私にいつの間にか頼んでいてくれたホットココアを差し出してくれ、少し落ち着いたところ、今に至る。
「いや、礼はいい。あんた名前は？」
「Aです」私が応えると彼も名乗ってくれた。
「オクタンさん」
畏まらなくていいと言い、コーヒーを飲む姿は様になる。
見惚れてしまっていた所彼が口を開いた
「Aはあの男と知り合いだったのか？」
「いえ、全く」
「そうか、なんか変な事とかあったりはしたのか？」
変な事。
そう、変な事は沢山あった
ポストによく分からないもの達が入っていたり
登録していないアドレスからメールが来たり
後は、あまり思い出したくないものが幾つかと、私は彼にその事を話した。
「そうか、またなんかあったらすぐサツにでも連絡しろよ」
吊り橋効果だったのか否か、彼がとてつもなく格好よく見える。
いやいや、不純な考えはよそう。私の恩人なんだから
.
.
「一人で大丈夫か？」
「はい、今日は泊まれるところを探します。ありがとうございました」
彼は私の気持ち、寒さが落ち着くまで付き合ってくれた。
世の中はこんなにも優しい人がいるんだなと感心する
「あ！今度ちゃんとお礼がしたいので良ければ…電話番号教えて頂けませんか？」
「お礼って、俺の番号知りたいだけじゃないのか？」
にやりと笑う彼はとても魅力的で、きっと冗談で言ったのだろうがあながち間違ってはいないのかもしれない。
「今日は本当にありがとうございました」
「…気をつけろよ」
手を振りながら彼を見送る。
真冬のネオンに照らされて危機を助けてくれた男性と、、なんて漫画みたいな展開だ
私は徐ろに携帯を開く
街は輝いていても静かだ
聞こえるのは彼の、オクタンさんの微かな足音
他に人は居なく、先程のカフェも閉店の準備をし始めている。
私は "ストーカー" と書かれたものにメールを送った
A次、こんなことしたら警察に連絡しますから。あなたは誰なんですか
.
.
.
少し離れたところで微かに ピロン と通知音がなった。
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瑠璃 - 更新待ってます (2020年12月21日 8時) (
レス) id: bdb52eac4b (このIDを非表示/違反報告)
レレレ攻撃 - 更新待ってます。 (2020年12月10日 21時) (レス) id: 95442f4870 (このIDを非表示/違反報告)
華月(プロフ) - みんみんさん» 返信遅れてすみません(><)リクエストありがとうございます！今は1つまだ消化出来てないリクエストがあってそれの後と言う形になりますが、なるべく早く書きます！ (2020年8月20日 7時) (レス) id: 9feaa33097 (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - 初コメ失礼します！リクエストになるのですが、オクタンの悲恋系が見てみたいです！よろしければお願いします！m(_ _)mハンマーおめでとうございます！o(^▽^)o (2020年8月18日 3時) (レス) id: 4769bffb70 (このIDを非表示/違反報告)
華月(プロフ) - なさん» ありがとうございます！楽しんでもらえてとても嬉しいです！ (2020年7月2日 7時) (レス) id: 9feaa33097 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華月 | 作成日時：2019年12月30日 20時
