脆く8話 ページ10
此処はどこだろう
暗く怖い闇の中に居た。
心が軋む
涙が溢れる
そんな時
優しい光が僕を優しく包んだ
目を開ける
目の前には大好きな
お母さん
「どうしたの？いきなりビックリした顔して」
優しい大好きなお母さんは僕の頭を
撫でてくれる
「ううん何でもないよ」
この日々をずっと続けたい
母は、料理が得意でお菓子をよく作ってくれた
甘い甘いラズベリークッキーに
ちょっと酸っぱいレモネード
その日の夕飯は必ず
バターとレモンのパスタ
とっても美味しく
甘酸っぱい僕が大好きな食べ物
母は台所から顔だけを出しニッコリと
綺麗な顔で微笑む
「ジャン！チョコレート買ってきたのよ((微笑み」
母が買って来てくれたチョコレートは格別に美味しく頬っぺたが溶けてしまうほど僕は好きだった。
「Aはラズベリークッキー好きよね
今度はラズベリー以外も青色と黄色のクッキーを作ってあげるよ
やっぱりそれに合うお茶はジャスミン茶だよね((微笑み」
ズッキン
心が軋む音がした。
銀色
トレイ
赤色
黄色
青色
クッキー
お母さんは僕の状態を見て
ゆっくりと抱きしめる
頭を撫でて
涙を堪えたような声で
震える声で僕に語る
「もしかしなくっても貴女には辛い事が起きてしまう
だけど貴女は1人では無い必ず仲間が出来るわ
1人で抱えないで頼りなさい」
咄嗟にこれがお別れと分かってしまった。
現実と言うものを分かってしまった。
「うん
お母さん
ごめんなさい…お母さんのこと親孝行出来なくって
苦労を取れなくって助けてあげられなくって
ごめんなさい＿！！」
母は僕の頬に手を置き
おでこを合わせる
「違うでしょ」
遠くの方で声がする
最後のお別れを急かすように
声がする
「行ってきます！！」
夢を見たんだ
淡く脆い夢を
「〜〜！！〜〜〜パー！！バ〜〜パー！！
バイパー！！！」
懐かしく
切なく
でも、温かい
優しい淡く脆い夢を僕は見たんだ
ラッキーアイテム
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レイ(プロフ) - ありがとうございます！これからも頑張って書いていきますのでよろしくお願いいたします。 (2016年6月17日 7時) (
レス) id: 25e9c2199d (このIDを非表示/違反報告)
七海(プロフ) - 番外編、可愛いかったです！これからの展開と共に楽しみにしています！ (2016年6月17日 7時) (レス) id: 51e1feb124 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - アドバイスありがとうございます！！応援もありがとうございます！！これからも地道に頑張っていくのでアドバイス等もよろしくお願いします！！ (2016年6月16日 20時) (レス) id: 25e9c2199d (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 句読点を入れるともっと読みやすくなりますよ (2016年6月16日 19時) (レス) id: 277d4e1e54 (このIDを非表示/違反報告)
礪梨瑠(プロフ) - 面白かったです後々の展開も気になります！更新頑張ってください！ (2016年6月16日 17時) (レス) id: ca2c443b70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蛇雲 | 作成日時：2016年6月11日 15時
