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そっから、千空とクロムのマジ話があった
『……』
クロムを見て思った
やっぱ、好きな物を語る時の人間が一番カッコよくて眩しいな
「クロム、このままじゃいずれテメーも100億%司に殺される側の人間だ。俺ら科学王国の一味になるしかねえなァ。そして、Aテメーも」
いや、私に関しては私の妖術を見てから言ってほしいものだよ
「ククク、この科学倉庫もぜひ王国に欲しいところだ」
「やらねーよバカ降りろ!」
…科学少年たちのやりとりが可愛い問題
「なら俺と最後の勝負だ!タイマン張れ!負けたら土下座して二度と村に来んじゃねー!テメーが勝ったら全部くれてやるよ、俺って男も倉庫もよ!!」
すごい自信だ
「勝負?」
「ヤベー術見せてやるぜ!生まれてこのかた誰にも負けたことねえ!“算術”で俺と闘え!!!」
何も知らなくても、算術の時点でクロムの負けが目に見えるよ
まあ、結果クロムの惨敗
やっぱ頭良いな千空先生は
「その算術とやらが戦いでいったい何の役に立つ!」
金狼が反発する
「せ…戦力分析とか!できんじゃねえかよ」
「団体試合の組分けなどには役立つかもな。例えば、忌憚なく私の戦力を1000とするとー」
A→1100
金狼→500
銀狼→100
クロム→5
千空→3
「Aの戦力がテメーより上とか盛りすぎだろ」
千空が少し引いた目でコハクちゃんを見る
でも、石神村側の4人の反応は千空と違くて
「いやぁ、Aちゃんはそれぐらいあるんじゃない?」
「前、コハクと妖術無しで戦った時にギリギリAが勝ってたもんな!」
『みんなからかいすぎだって!!』
いや、でも本当に多分それくらいだろう
あれからずっとトレーニングしてきたんだし、実際コハクちゃんにもギリギリ勝った
まあ、私もボロボロになったけど
手加減なしと言ったのは私だからねぇ
「(このAとか言うガキ……なにもんだ…?是非コイツの妖術も拝みてぇ)」
そして、4対1のバトルが始まった
私は疲れるのは嫌いなので参加しなかったけど
まあ、それはそれはコテンパンにされた4人
『(いやぁ、これに勝った私はほんと天才的だと思う)』
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作者名:胡瓜 | 作成日時:2023年8月28日 1時