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私たちは村へ向かった
周りがザワザワしている
理由は単純。よそ者妖術使いである千空が村へ来たから
『有名人だねぇ〜千空センセ。みんなの注目の的!!』
「あ゛ー、そりゃそうだわな」
あっという間に、御前試合の会場へ到着
早速、千空がエントリーする
「千空__さん、ですね……?」
ルリ様が下に降りてきた
周りの村の人の間に緊迫感が生まれる
「テメーが巫女のルリか。ククク、よ〜やくご対面だな」
「どうしても…聞かねばならないことがあるのです…千空、貴方の“苗字”はなんですか…?」
村の人たちは唖然とする
「「みょう…じ…??」」
『苗字……』
そうだ
この村には苗字と言う概念なんか無い
「苗字とは、名前の上につくもう一つの…」
「あ゛〜、知ってる知ってる」
「もしかして貴方は、いしっ…」
核心をつく言葉を発する前に、ルリ様は倒れてしまった
『あー、お約束ー。大事なこと言おうとしたら…ってやつ』
「ルリ様!!」
「歩かせるからだ、すぐ運べ!」
「よそ者!巫女様に近づくんじゃないよ!!」
村が騒然とする
「A、テメーはこれをどう見る」
『苗字の話?病状の話?病状は…だいぶ悪化してるね。ま、千空もわかってるとは思うけど。少し見ないうちに…苗字のことは流石に言えないかなぁ〜』
「そうか。こっちも聞きたいことが山ほどあんだ。優勝さした金狼がルリと結婚したら、ジックリ聞きこみタイムといこうじゃねえか」
こっからvs司帝国が終わるまでは、余り悪い原作改変はさせないようにしないと…
「ムハハハ!!こりゃいい!ルリの奴わざわざ俺が殺さねえでも結婚してすぐくたばってくれんなら、それまでは俺が喜ばしてやるからよ!」
マグマが気持ち悪い高笑いをする
「ルリ…!マグマテメーにだけは…!!」
『落ち着いてクロム。ここで感情的になっちゃダメ。ところで千空、私は殺しても良いのならマグマを殺せるけど…殺しても良いっていう許可を』
「A、テメーが一番落ちつけ」
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バトル相手を決める運命のくじ引き
「まあ、私が初戦でマグマを倒せれば一番話は簡単なのだがな」
「そうだ。逆にコハクvsマグマはソッコー当たる方がいい。決勝でコハクが勝つと仕切り直しだからな」
『待て待て千空センセ。君は運という物が果てしなく無いのだから、そんなフラグ立てないで』
「御前試合一回戦は…金狼vsマグマ!!」
高らかにそう叫ぶジャスパー
『ほらみたことか…』
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作者名:胡瓜 | 作成日時:2023年8月28日 1時