【dcst】科学の世界なのに非科学的な私 (ページ20)

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「はははは…なんなの千空ちゃん！このなーんもない石器時代にゼロから、まさかホントに…」

『ゲン、それが“千空”という男なんだよ！』

「“電気”の爆誕だ。唆るぜ、これは…！」

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「うわぁボロボロだぁ〜金の槍」

銀狼が煽る

『ホントにごめんね？金狼…』

「すまないが許せ金狼。非常事態だったものでな」

「きっとまた千空が作ってくれるんだよ！」

『ん〜！！そうだねスイカ！また作ってもらえるよね！』

私はスイカの限界オタクか何かなんだろうか
スイカにデレデレな気がする…

そう考えてると、いつの間にか金狼を煽った銀狼が殴られて、でっかいたんこぶを作ってた

ま、しょうがない。自業自得というやつだ。

磁石はガヂィンとくっついた

強力磁石の完成だ

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銅板を叩いて、コランダムで削り、円盤にする

いや、千空のアソパソマソみたいな顔がじわじわ来るからマジでやめて頂きたい

「しゃぁあああ！」

「ククク、科学王国特性…二刀流手回し発電機、完成だ…！！」

アニメや漫画見てて思ってた2倍くらいはデカかった
凄い迫力…圧巻だね

「息合わせて回さねえと、ガッタガタにぶっ壊れんぞ」

「ああ。息ピッタリで身体能力高ぇなんつうコンビでもいりゃ、そいつらに…」

『すぐそばにいるじゃん！そんなの…』

みんなで門番2人を見る

「いや〜、電気ってスゴいんだよね、千空ちゃん！」

まぁたゲンのお得意の話術で2人を丸め込む

「電気さえあれば、金や銀の槍なんかも作れちゃったり直せちゃったりするのかな？？ねえ、千空ちゃん…！？」

「電気でメッキは相当厳しいぞ。知ってんのかよレシピ！」

「なに１つ知らないよ〜」

「あさぎりゲン、貴様本当に言葉が羽根のように薄っぺらいな…」

『はぁ、呆れた…』

でも、門番2人は鵜呑みにしたので…

「「おりゃああああ！！」」

円盤をグッルグル回している

ゲンの手の上で踊らされてると言うことを知らずに

「高い場所が必要なのか」

「ククク、関係ねえよ。ただまあ、せっかくだからな」

コハクちゃんの疑問に千空が答える

蒸し焼きにした竹の繊維と、銅線を繋げる

「あ〜、そうかアレ。エジソンか〜！」

ゲンが明らかに心を動かされた

「日本の竹から作った、エジソンの電球だ」

電球…

白く眩い科学の灯…

『(あぁ…懐かしい…)』

前の世界…

科学が発展した世界…

父さん、母さん、兄さん…
会いたい…

どこ行ったの兄さん…