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34抜け出す 菅原side ページ10

Aが風邪を引いた

今日は学校の日だ…

面倒が見れないことを佳恵さんに話すと快く引き受けてくれた

念のためにメアドの交換をして不安な気持ちを抑えながら家を出た

登校中も授業中もAのことが気になって集中できない…

昼休み久しぶりに購買のパンを食べていた

屋上にでも行こうかな…

ポケットにケータイを突っ込んで立ち上がる

教室を出ると廊下に人だかりができていた

近くにいた大地に聞いてみる

菅「何があったんだ?」

澤「何だろうな…行ってみるか?」

菅「…行くべ…」

人込みをかき分けて歩く

『…孝支…』

人だかりの中心に来てみて驚いた

菅「A?!なんでここに?!」

Aが怯えた様子で立っている

頬は紅潮しているし少しだるそうな感じがする

相当びっくりしたのか涙目だ

『こうしぃー…』

安心したみたいに抱き着いてくる

そのまま動かなくなってしまったので抱きかかえて屋上に向かった

途中生徒の視線が痛かったが構わず廊下を突っ走る

屋上のドアを開け誰も来ていないことを確認するとへなへなと足の力が抜けた

Aを地面におろす

菅「何で来た?」

『つまんなかったから…孝支に会いたいなーと思ったら来ちゃった』

菅「来ちゃったって…なあ…」

はあ…とため息をついて顔を見る

菅「帰れともいえないしな…」

『…孝支…ケータイ鳴ってる』

菅「あ…本当だ…」

通話ボタンをタップするとスピーカーに顔を近づけなくても聞こえるような大声が響く

佳「孝支君?!大変なの!!Aちゃんがいないの」

菅「知ってます…そのAさんは俺の所にいます」

佳「本当?!Aちゃんそっちにいるの?よかった私どこに行ったのかと思って…」

『佳恵さんごめんなさい…』

佳恵さんは安心したような声で電話を切った

ツーツー

『切れたの?』

菅「Aなあ…勝手に抜け出してきたりしちゃダメだろ?」

『だって…』

菅「だって…じゃないAは今病人なんだからな」

『……ごめんなさい』

少し俯いて謝った

Aを帰らせるわけにもいかないので部室に連れて行き絶対に出ないように言い教室に戻った

教室に入ると人人人!!

さっきのことについて問い詰められ午後の授業はつぶれてしまった

午後の授業の終わりを告げるチャイムを聞くや否や俺はダッシュで教室を飛び出した

怒る教頭の前を通過して部室へ向かう

Aは大丈夫だろうか

力任せにドアを開ける

畳の上でAは寝息をたてていた

35うわあああああん澤村君が怒ったぁー 菅原side→←33くたくた 貴女side



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ちゆり(プロフ) - はーい!じゃあぼーどで (2014年6月14日 1時) (レス) id: 18abc1b243 (このIDを非表示/違反報告)
ルノア(プロフ) - ちゆりさん» あとこれからはボードで話そうな… (2014年6月14日 1時) (レス) id: d757949fe8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゆり(プロフ) - うん! (2014年6月14日 1時) (レス) id: 18abc1b243 (このIDを非表示/違反報告)
ルノア(プロフ) - ちゆりさん» おう!!よろしくな!!ちゆ! (2014年6月14日 1時) (レス) id: d757949fe8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゆり(プロフ) - わかった!(ノ´∀`*)ちゆりのことちゆってよんでね!よろしくねルノア(^^) (2014年6月14日 1時) (レス) id: 18abc1b243 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:猫好き(黒ネコのみ) | 作成日時:2014年6月12日 22時

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