【ハイキュー!!】猫、付き合い始めました【菅原孝支】

５９嫌がらない　菅原side ページ38

日「美味かったー」

影「……」無言で目を輝かせうなずく

『よかったー…部活の時またもっていくねー』

菅「終わったんなら勉強すんべ」

『私下にいるね、結斗見とかないと…あとでもっかい来るから』

お盆を持って部屋の外の出て行った

日「菅原さん…ここって…」

菅「ああ…問２?ここは…これをこうして…ここでこの公式を使うといいべ」

日「え？こっちの方がいいんですか？」

菅「そっちの公式を使うとやたら難しくなるからなー…」

日「そうだったんですか…」

2人は大分慣れてきたようで俺に質問する回数も減ってきた

基本がわかれば大体わかるからな…

俺も課題を進めるかな…

ノートと課題のプリントを交互に見つめる

えっと…ここは…

さらさらと答えを書き出しプリントの表を手早に終わらせる

『進んでるかーい?』

プリントにうらに手をつけ始めたところでAが入ってきた

足元に夜と結斗がいるのが見て取れる

菅「…どうだろう？そっちに聞いてみて」

『どう?進んでる？』

影「まあ…それなりに…」

日「いい感じです!」

Aは満足そうに笑い俺に向き直った

『孝支鉛筆とか持ってない?結斗がお絵かきしたいって…』

性格こそ子供らしくないもの結斗だって子供だ、お絵かきぐらいしたくなるだろう

菅「ちょっと待てよー…確か引き出しに…」

机の引き出し整頓はしているが鉛筆とかシャーペンがしょっちゅう見つかる場所だ

おそらくその中に…

菅「お…あった…ほれ」

予想通り引出しに鉛筆が入っていて別に探していたわけでもない色鉛筆も出てきたので鉛筆と一緒に渡す

結「ありがとう」

結斗が若干照れながら鉛筆を受け取る

菅「鉛筆の先の方とがってるから気を付けるんだぞー」

結「うん」

『よかったねー』

Aは結斗の頭を撫でて笑う

日「親子だろ絶対」

影「親子だな絶対」

菅「違うから変な誤解すんな」

『何の話？』

菅「いいから」

『そう？じゃあ下にいるからね』

Aがドアを閉めてそそくさと降りていく

にゃあ・・・

いないはずの猫の声がする

夜は確かAと一緒に下にいるんじゃ…

影「猫っ！」

影山が手を伸ばして抱き上げる

影「!!」

夜を抱っこしたまま無言で驚く影山

おいどうした

菅「か…影山？」

影「猫が嫌がらない…だと…」

菅「おーいどうした？」

影「俺絶対動物に嫌われてるんすよ…なのにこの猫全然嫌がらないんですけど」

影山が夜の頭を撫でくりまわしている

コイツ…動物好きなのか

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