【ハイキュー!!】猫、付き合い始めました【菅原孝支】 (ページ4)

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番外編２　スガさんの誕生日　菅原side ページ4

ここ数日Aの様子がおかしい

清水や大地とこそこそ話してたり夜に出かけていたり

そのことを聞こうとするとさりげなーく話を逸らしたり

とにかくよそよそしいのだ

澤「スガー？おーい」

菅「ん？…ああごめんなんだっけ」

澤「明日開いてるよな？」

菅「？…空いてるけど」

大地はニヤリと笑い

澤「そうか…じゃあ明日の…朝Aと○○にあるカフェに来てくれ」

菅「…?…わかった」

練習を終わって帰る

Aが結斗と一緒に坂ノ下に来ていた

一緒に帰りながらさっきのことを話す

『澤村さんが？…いいよわかった』

自然な表情でそう返してきた

何かうそをついているわけでもないらしい

明日何があるんだろう

――そして次の日――

朝,家を出る

Aはノースリーブのワンピースに淡い水色の七分丈のパーカーを着ていて

心なしか少し着飾っているような…素が可愛いから着飾ってもあんまし変わんないんだけどな…

途中まで無言の沈黙

話ずらくてずっと黙っているとAが口を開いた

『孝支ちょっと屈んで』

菅「…?…わかった」

少し不思議に思いつつ膝を曲げて屈むと目に黒い布が…!!

慌ててはずそうとすると『あ…外さないでね？』

と止めらてしまった

Aは俺の手を掴んで歩いて行く

前が見えないので少し不安なような…

ふいにAが立ち止まる

菅「ど…どうした？」

『ちょっと段差あるから』

さっきよりゆっくり進み始め

カランカランというドアベルの音が聞こえ少し驚く

すうっとAの手が離れて行って声がした

『目隠し…外していいよ』

慌てて目隠しを外す

パパァン

クラッカーの音がしてそこにはバレー部の皆が…!!

「「「「「「「スガさん誕生日おめでとう!!」」」」」」」

Aがぎゅっと抱きついてきて言った

『孝支…誕生日おめでとう』

バレー部の皆も次々とおめでとうを繰り返す

俺はまだ驚きが隠せなくて返事すらできない

『ふふ…驚いた？』

Aは俺の腕を引っ張って椅子に座らせる

ぁヤバい…涙が…

澤「スガ…泣いてんのか？」

菅「泣いてねーよ」

『返事はー？』

菅「…ありがとう…みんな」

皆で騒いで楽しんで昔話とかした

このパーティー計画したのがAだっていうのには驚いた

しかも準備はほとんどAだけらしいからな

武田先生とかの来たりしてかなり騒いだ