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46消える 菅原side ページ22

うっすらと差し込む日差し

ゆっくりと目を開く

俺は異変に気が付いた

すくっと起き上り横を見る

Aがいない

清水の所だろうか…あるいは便所かもしれない

少し待てば戻ってくるだろう…


―――10分後―――


戻ってこない…

しょうがない…清水のところに行ってみよう

清水とおしゃべりでもしてるのかもしれないしな

俺はジャージに着替えると部屋を出る

清水の部屋の戸を叩く

菅「清水ー入るぞー?」

清「菅原?どうしたの?」

清水はドアを開けて出てきた…入るなということだろう

菅「A来てない?」

清「?来てないけど…Aがどうかしたの?」

話すべきだろうか…誤解だったときいろいろ面倒そうだな…

だけどもしかしたらったこともあるしな…

菅「いや…部屋にいなくてさ…」

清「わかった…探そう」

菅「ありがとう…助かる」

清「いいよ…Aが不潔な輩に絡まれてないか心配だし」

自販機の前を通り過ぎる

ふと清水が立ち止まった

清「菅原…あれ…」

清水が指差す先には床

開封されていない缶ジュースが転がっている

もうすっかりぬるくなっていて缶の下に水がたまっている

なんかいやだな…

清水に頼んで女子トイレの中を見てもらうが…いない

使っている体育館を見に行くも…いない

俺は次第に焦る感情が募る

清水も焦っているようだ

もしかしたらさらわれてたりして…!

菅「清水…このまま一緒に捜しててもらちが明かない…二手に分かれよう」

清「わかった…私の番号分かるよね?」

確認をして二手に分かれる

旅館の中には居なかった

街に出て探した

どこだ…どこにいる…A

菅「A!!」

電柱に手をつき呼吸を整える

周りを見回した

菅「…?」

そして走り出そうとした

あたりに漂う匂い

鼻孔をくすぐる甘い香り

菅「A!」

間違いない…間違えるわけない

これはこれはAの匂いだ…

この近くなのか…

そして俺はまた走り出した

47捕まる 貴女side→←45怒る 菅原side



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ちゆり(プロフ) - はーい!じゃあぼーどで (2014年6月14日 1時) (レス) id: 18abc1b243 (このIDを非表示/違反報告)
ルノア(プロフ) - ちゆりさん» あとこれからはボードで話そうな… (2014年6月14日 1時) (レス) id: d757949fe8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゆり(プロフ) - うん! (2014年6月14日 1時) (レス) id: 18abc1b243 (このIDを非表示/違反報告)
ルノア(プロフ) - ちゆりさん» おう!!よろしくな!!ちゆ! (2014年6月14日 1時) (レス) id: d757949fe8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゆり(プロフ) - わかった!(ノ´∀`*)ちゆりのことちゆってよんでね!よろしくねルノア(^^) (2014年6月14日 1時) (レス) id: 18abc1b243 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:猫好き(黒ネコのみ) | 作成日時:2014年6月12日 22時

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