44身長 貴女side ページ20
…あ
顔が熱くなって俯いてしまう
菅「ふーん…そうなんだあ…」
黒「え?聞き逃した…研磨聞こえたか?」
孤「全然…」
『やめて…』
真っ赤になる顔を手で覆い隠しながら言い訳を探す
なんていえばいいの…こういう時ってなんて誤魔化せばいいの?
澤「おい…練習しろ」
菅「大地少し休憩しよう…こいつら来たままじゃろくに練習進まねえし…」
澤「仕方ないか…休憩していいぞー」
澤村君が大声を出す
日向君たちまだ練習してる
あれ…孤爪くんこっちに来たぞ
『どしたの?』
孤「Aと……あの人…」
『孝支のこと?』
孤「ああ、そう…その人とAって付き合ってるの?」
『……はい///』
ず…ずいぶんストレートだなあ…
自分で言ったことに照れてしまう
本当のことなんだけどな…
日「なんの話―?」
孤「猫の話」
そんな話してたっけ?!
日「ふーん…」
信じるんかい?!
孤「Aって烏野高校の人?」
『ううん…違うよ…学校には行ってないの』
孤「え…じゃあ誰が旅費だしてんの?…バレー部の部費からは部員と監督、コーチの分しか出せないと思うけど…確認しといたほうがいいんじゃない?」
『え?』
知らなかった
もしかしたら私の分も部費から出されているかも知れない
『ちょっと孝支に聞いてるくる』
私はくるりと方向を変えて走る
そして夜久さんと話している孝支に後ろから抱きつきながらタックル
『孝支!!』
菅「うおう…ど…どうした?」
『私の旅費って部費から出てないよね?』
菅「当たり前だろ?俺が払った」
『んな?!なんで言ってくれなかったの?!私もそのくらい出せるのに!!』
菅「そーなのか?じゃあ次からは言うようにするべ」
『いやそういうことちがくって…えっと…』
いやそういう意味じゃなくて…
うーん…
私は説明する気力も失せたのでとぼとぼと研磨の所に帰る
孤「聞いた方がいい?」
『ひとこと言わせて…』
孤「何?」
『孝支優しすぎる…』
研磨はぽかんとした後に少し笑ってうなずいてくれた
日「危ない!!」
私の真横をボールが通過する
私たちびっくりして硬直
田「うっはあ…猫みてえ!!」
私は立ったまま動かない尻尾を掴んでほぐしながら振り返る
私より大きい研磨に抱き着く
身長が近いと落ち着く…
孤「ちょ…A…大事な彼氏さんに怒られるよ」
『いいの〜…』
貴女以外「(ほのぼのしすぎて怒れねえ!!)」
気付いてすらいない彼氏さん(笑)
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ちゆり(プロフ) - はーい!じゃあぼーどで (2014年6月14日 1時) (レス) id: 18abc1b243 (このIDを非表示/違反報告)
ルノア(プロフ) - ちゆりさん» あとこれからはボードで話そうな… (2014年6月14日 1時) (レス) id: d757949fe8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゆり(プロフ) - うん! (2014年6月14日 1時) (レス) id: 18abc1b243 (このIDを非表示/違反報告)
ルノア(プロフ) - ちゆりさん» おう!!よろしくな!!ちゆ! (2014年6月14日 1時) (レス) id: d757949fe8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゆり(プロフ) - わかった!(ノ´∀`*)ちゆりのことちゆってよんでね!よろしくねルノア(^^) (2014年6月14日 1時) (レス) id: 18abc1b243 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:猫好き(黒ネコのみ) | 作成日時:2014年6月12日 22時