35うわあああああん澤村君が怒ったぁー 菅原side ページ11
寝息をたてるA
髪をそっと触る
ふわふわなのにさらさらな髪
名に言ってるか分かんねえな…
後ろでドアが開いた
モブ「すーがーわーらー」
いつの間にクラスのやつが後ろにいてニコニコと笑いながら近づいてくる
菅「は?…ちょ…何だよ?」
『ん…ふあぁ…』
Aは起きるなり俺にしがみついた
かなり驚いているようだ
『だ…誰?』
モブ「お前彼女いたんだな」
菅「何か悪いですか―?」
Aがさらに俺にしがみつく
こいつらそこまで怖くないだろ…
澤「何してんだ?」
またAがしがみつく
ちょっ…痛いって
澤「何してんだ?」
モブ達「…あ…えっと」
澤「うちの部員になんか用か?」
モブ達「…あの…その」
大地が目に見えるほど殺気を放っている
Aの耳と目を塞いで部室を出て階段の下で待機
大地は怖いからな…
『孝支?澤村君がどうしたの?』
菅「お前は見ない方がいいんだ…見ない方が」
『…?…う,うん』
そういえば熱下がってるな…
ポカポカと暖かい日差しが射す
Aがうとうとし始めた…
耳がピクッと動く
『日向君と…影山君?』
菅「近くに人はいないぞ?」
『足音…がしたから』
菅「聞こえるのか…」
さすが猫といった感じだな
少しすると日向と影山が走ってくる
また競争してるのか
日「スガさーん!!」
影「ボケ日向ボゲェ!!」
ほらねっとニコリと笑ってみせる
日「あれA何でいんの?」
影「待て日向ゴルァ!!…A?」
『風邪引いちゃって…寝ぼけて抜け出してきちゃった…』
テヘッと笑いながら言う
2人はほへーっとしていて特に気にしていないみたいだ
日「部室入らないんですか?」
菅「ああ…大地がな…」
影「怒ってるんすか…」
『澤村君って怒ると怖いの?…さっきから声聞こえててなんかびっくりしてるみたいだけど…』
ん?
Aの耳の良さって…
俺何にも聞こえねえんだけど…
やっぱり猫なのか…
『孝支…?』
菅「ああ…ごめん…日向たちは?」
気付くと日向たちがいない
見に行こうとか言ってないよな…
『さっき見に行ってみようって上がってったよ?…今はまだ見つかってないみたい』
菅「今は?」
『うん…さっきから音がしてるて怪しんでいるみたい…』
菅「そんなに聞こえるのか…すごいな…」
うへへ…と照れたように笑う
また耳がピクッと動く
『馬鹿か…』
菅「どうした?」
『いや…見つかったみたい…澤村君怒ってるね…静かだけど』
菅「馬鹿だな」
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ちゆり(プロフ) - はーい!じゃあぼーどで (2014年6月14日 1時) (レス) id: 18abc1b243 (このIDを非表示/違反報告)
ルノア(プロフ) - ちゆりさん» あとこれからはボードで話そうな… (2014年6月14日 1時) (レス) id: d757949fe8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゆり(プロフ) - うん! (2014年6月14日 1時) (レス) id: 18abc1b243 (このIDを非表示/違反報告)
ルノア(プロフ) - ちゆりさん» おう!!よろしくな!!ちゆ! (2014年6月14日 1時) (レス) id: d757949fe8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゆり(プロフ) - わかった!(ノ´∀`*)ちゆりのことちゆってよんでね!よろしくねルノア(^^) (2014年6月14日 1時) (レス) id: 18abc1b243 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:猫好き(黒ネコのみ) | 作成日時:2014年6月12日 22時