【暁のヨナ】

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宴は終わり、城は静寂を取り戻した。

廊下から聞こえてくる足跡嫌な人物を思い浮かべて警戒をする

主「誰です」

スウォン「A、私です」

主「スウォン？」

すると戸を開けて入ってきた

スウォン「一緒に呑みませんか？」

よかった、スウォンが来てくれた

主「ふふ、そうしましょ」

スウォン「どうぞ」

白葡萄の酒は飲みやすかった

主「美味しいわ」

スウォン「ふふ、わざわざ仕入れて正解でした」

主「これが祝い？」

スウォン「まさか」

その笑顔にまた胸が高鳴る

主「

スウォンと一緒にいれて…幸せよ」

明日が来ないでと願ってしまう程

だけど、呑みすぎてしまったみたい。瞼が重く下がってくる



ようやく薬が効き眠りに入ったA

スウォン「おやすみなさい」

眠りから醒めたら貴女は自由になれる

綺麗な髪がこんな色に変わって、いったいどれだけの悲しみを背負っていたのか

スウォン「！」

誰かがやってくる

入ってきた人物の口を塞ぐと

ヨナ「んんーん！！！！！」

スウォン「ヨナ！」

怯えきったヨナ

ヨナ「ありがとうスウォン

姉上？」

気付かれてしまったか

スウォン「一緒に酒を楽しんでいたのですが、眠ってしまって…」

ヨナ「そう」

スウォン「ヨナ、部屋に戻りいなさい。
Aは私が部屋までおくりますから」

ヨナ「分かったわ…」

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