【うらたぬき】貴方と私の本心【歌い手】

主｢流石にこれ以上暗くはできぬ｣ ページ25

ー3ヶ月後ー 〈私 side〉

お兄ちゃんはまだ目を覚まさない…
前に医者が言ってた｢目を覚まさない確率は高いです｣って

そんなのは嫌だ…早く目を覚ましてよお兄ちゃん…！

そしてその後は仲直りしてまた昔のような…楽しかった生活に戻ろう？私が…悪かったから…！


ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

優｢A〜！うらさんのお見舞い行こ！｣

A｢あ、うん！今行く〜！！！｣

優｢今日は果物持ってきた！｣

A｢私は花にしたよ！｣

優｢じゃあ行こか〜｣






ー病院ー

A｢すいません。浦田渉の妹ですけど…｣

受付｢浦田様は〇〇〇号室になります｣

A｢ありがとうございます｣

A｢優！行くよ〜！｣

優｢うん！…また来た時遊ぼな〜｣

犬｢ワンっ！｣

A｢今日は犬と遊んでたんだ｣

優｢可愛いやろ？｣

A｢そうだね(コミュ力高いな)｣



ー浦田渉様ー

ｶﾞﾗｶﾞﾗ…

優｢うらさん！お見舞い来たよ！｣

A｢優！私のこと忘れてるよね｣

優｢忘れてへんよ！｣

A｢ふーん…お兄ちゃんの花瓶の水変えてくるね｣

優｢うん！…あのな、うらさん！昨日な？まふくん家に遊びに来てなついでに焼肉奢ってあげた！彼方さんさんはAとずっとス〇ラしてたんやで？！しかも黙々と…ガチすぎて怖かった！
…うらさん、はよ目覚ましてな…｣


A｢…変えてきたよ〜｣

優｢おかえり〜｣

A｢なんの話してたの？｣

優｢昨日の話〜Aと彼方さんがずっとス〇ラしてたこと〜｣

A｢あ〜…彼方さんすごく強かった｣

優｢僕からしたら2人ともめっちゃ強いけどな｣

A｢優ゲーム下手だもんね｣

優｢下手かなぁ(´・ω・｀)｣

A｢さぁね｣

優｢またうらさんとゲームしたいなぁ…｣

A｢目覚ましたらまたしてくれるって！｣

優｢だよね！…あ、もう時間だ！先に帰るね！｣

A｢うん！また明日！｣

ｶﾞﾗｶﾞﾗ！

A｢……お兄ちゃん、早くっ目覚まして…｣

A｢散々すれ違って来たけどもう無理だよ…｣


A｢また、お兄ちゃんと昔みたいに遊びたい…｣


A｢お兄ちゃんは気づかないだろうけど…私、お兄ちゃんのこと…好き、なんだよっ！叶わないことは分かってるけど…好きになるくらいは許して…｣


ﾋﾟｸｯ

お兄ちゃんの手が動いた気がした。

A｢お兄ちゃん！？｣

う｢んっ…｣


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