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「ごめんねーおねーさん。
いくら知り合いでもVIP待遇は出来ないからさ、
最後尾に並んでくれる？」
列に並ぶ客がの視線が私に集まっている。
その目がどことなく睨んでるように感じてやまない。
「・・・なんでここにいるの？」
内心若干怯みつつ、
あくまで強気な態度を見せる。
だってこの男には
私の前から消えてもらわないといけないから。
「えー、営業？」
「なんでよりにもよってここなの？
他にもっとあるでしょう、嫌がらせ？」
この男に会ってから、
私は春樹にどう接すればいいのか分からなくなり始めている。
「嫌がらせなんて、人聞き悪いな〜!!
場所は特に決めてないけど、
なんかたくさん人が集まって来たから今はここでやってるだけ」
「なによそれ」
「なんかー、すっごい当たるらしいよ？」
「なにが」
「決まってんじゃん、俺の占い」
「は、」
どーせ、まぐれか何かだ。
そう簡単に自分の人生当てられてたまるものか。
「信じてないでしょ？」
「当たり前じゃない、こんなのインチキでしょ」
「うわひっどーい」
「っ、」
・・・ダメだ。
この男になに言っても通用しない。
こんなことなら来なきゃよかった。
だってさっきから、
この男に占ってもらってる途中だった女の子の視線が痛すぎる。
「あの、」
鋭くて冷たい彼女の目が私を真っ直ぐ見据える。
「俊太さんのことバカにしないでもらえます？」
「え、」
もしかして、この男のファン？
まあ、顔だけはいいからね。
あと、いかにも女っタラシっぽい。
「俊太さんはここら辺では結構有名なんですから」
「・・・そうなの？」
全然知らないんだけど。
「え、俺ゆーめーなの？
ちょー嬉しいんだけど!!」
照れるなーとか言って笑ってるコイツは
めんどくさいからもう放っておくことにしよう。
「俊太さんの占いは、みんなを元気にするんです」
「は、」
私、現にコイツのせいで不幸になりかけてるんですけど。
「俊太さんは、お客さんの心に寄り添ってくれますから」
「・・・・・・。」
寄り添うどころか、めちゃくちゃ反発されましたけど。
"そんな恋って楽しい？"とかなんとか。
「いやー、本人の前でそんな褒めないでよー」
「・・・あり得ない。」
「え？おねーさん？」
・・・コイツがみんなを元気になんて。
この男の占いが当たるなんて。
私は絶対に信じない。
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Julia(プロフ) - イチゴさん» レス遅くなってごめんなさい！とっても嬉しいお言葉、本当に感激しています＞＜これからもどうぞよろしくお願いいたします・・・！ (2018年1月7日 0時) (
レス) id: 5d9e2ea9d3 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ(プロフ) - なんか言葉だけじゃ表せないぐらい面白かったです！なんか意味不明ですかね？(-ω-;) あと焦らずゆっくり更新頑張ってください！(*´▽｀*) (2018年1月3日 2時) (レス) id: 5cdffbbcc0 (このIDを非表示/違反報告)
Julia(プロフ) - 翡翠葛@優杏さん» コメントありがとうございます！一ノ瀬君の可愛さがより伝わるよう、これからも頑張ります！！これからもどうぞよろしくお願いします<(_ _)> (2018年1月2日 15時) (レス) id: 32a8b9c6f7 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠葛@優杏(プロフ) - 一ノ瀬くん可愛すぎやしませんか…？一ノ瀬くん可愛いし文の書き方好きだし…むっちゃおもしろいです！ (2018年1月1日 23時) (レス) id: 3eab18cbf5 (このIDを非表示/違反報告)
Julia(プロフ) - リンクさん» レス遅くなってしまってゴメンナサイ！とっても嬉しいです、ありがとうございます(/ω＼)更新頑張りますのでどうぞこれからもよろしくお願いします！ (2017年11月22日 1時) (レス) id: 5d9e2ea9d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Julia | 作成日時：2017年4月22日 12時
