story3 ページ4
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((Ryoske side))
Two months later____2ヶ月後
あれから何度も連絡を取ったり、出掛けたりして、少しづつ彼女と仲良くなっていった。
好きな音楽の話、料理の話、カフェの話....色んな話した。
彼女はいつも、「そうなんですね!」とか「私もです!」なんて楽しそうに反応してくれたり、質問をしてくれたりもする。
けれど、彼女は自ら、自分の話をすることは少なかった。
そして、出会ってから2ヶ月、君と出会ったあの日と同じ星の降る夜に想いを伝えると決めた。
今日は大切な勝負の日。
A「こんばんは」
この後のことを考えると、タダでさえ緊張するのに、目の前に現れたAさんはまた僕の胸を高鳴らせた。
涼介「こんばんは」
Aさんが行ってみたいと言っていたレストランを予約した。
行き先は着いてからのお楽しみにして、車を走らせる。
A「ここって....もしかして....!」
涼介「来てみたいって言ってたから。」
A「嬉しい....です。ありがとうございます。」
涼介「喜んでもらえて僕も嬉しいです。じゃあ、行こっか。」
A「はい!」
ぱっと笑顔になった彼女はクリスマスのイルミネーションよりも輝いて見えた。
A「うわぁ....美味しそう!」
目をキラキラと輝かせているAさん。
幸せそうに食べる姿がとても愛おしい。
涼介「ふふ、美味しそうに食べますね。」
そういうと、恥ずかしそうに微笑むAさんもまた、とても愛おしい。
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A「....ごめんなさい」
涼介「....そっ、か」
彼女は寂しそうな顔をして、走って行ってしまった。
彼女は時々寂しそうな顔をする。でも理由はわからない。
あれから何度も断られた原因を考えた。
でもやっぱりわからなくて、もやもやしていた。
マスターに相談してみようと思い、またカフェの扉を叩いた。
カフェに入ると、泣いている彼女と話を聞いているマスター。
話を聞こうとしたけど、俺がカフェに入ると彼女は走って出て行ってしまった。
涼介「....」
告白を断られたあの日から連絡も一切なかったし、嫌われちゃったのかな....
マスター「山田さん、どうぞ。」
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作者名:ぽぽ | 作成日時:2018年5月19日 18時