君と！【ユーリ!!! on ICE】

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ユーリside

Aが走り去ったあと。
俺はひとりで家へ歩く。

思い出すだけで、ムシャクシャする。
今回の件は、俺の方が悪かった…多分。

勝手にイライラして、Aが声をかけてくれても素直になれなかった。
ただそれだけなのに、出来事だけが空廻ってる。

ユーリ｢あー、クッソ｣

独り言。
自分でも分からない、イライラの理由。
そこが1番引っかかっていた。

なんでこうなったのだろうか。

まず、今日は練習に行って、
それでその時にヴィクトルが現れて、
Aと一緒に話してたから俺もそっちに行って…あ、この時点でもうイラついてたな、そういえば。

すると原因は…あ、ヴィクトルのハイテンションだろうか。

なにかが違う気がする。


…あ、
ヴィクトルがAと絡んでたから？

いや、いやいやそんな…

．．．でも、そうかも知れない。


Aは俺のために来たのに、ヴィクトルと楽しそうに話してたのが、ムカついた。ただそれだけ。そんな感じ。

分からなかった気持ちが、腑に落ちる。



(．．．!?)


この感情は一体。
独占欲?嫉妬?


この感情に名前を付けるなら___


…。

あ、やばい。
自覚した途端、後悔してる。
次会う時どんな顔したらいいか分かんねぇ…

いや、あのままでも充分気まづいが、余計に気まづい。
これは一方的にだが、かなりきつい。


あぁ、アイツに謝らなければならないのに。


まずは、嫌いになったという大きな誤解を解かなければ。



(真逆だっつーの、ばぁぁぁぁか)


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
(早く謝んねーとな)
(メール…いや、電話…ん、そうしよ)

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