130# 公演デビュー :♪会いたかった／�� ページ30
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秋葉星は満点の星空。……いや、今夜はいつもよりも輝いているような気がする。
劇場がある中心街と、小さな街通りを繋ぐ道路の下には大きな水の池。ビルやネオンの光が反射しているのを、劇場の窓越しに見た。とても綺麗で温かくて。これくらい輝けたらいいなと思った。
「A、そろそろ時間だよ」
「はい」
背後からともちんさんの声。振り返る前に深呼吸を一度する。それで襲名メンバーの後ろを追った。
初めての、ステージからの景色。ペンライトと00専用のサイリウム。カラフルなそれらが前奏が始まると同時に光を放つ。幾つかのキララも、呼応するように反応して輝き始めた。
開幕は『会いたかった』。練習の成果をここで全部見せる。フリ間違ったらどうしよう、なんて不安は無い。昨夜才加さんと話したときも……
『何より大切なのは楽しむこと！ アタシを応援してくれるファンや00のファンからどう見られるか気になると思うけどね。まずはアンタがステージを全力で楽しめよ？』
不安がなかったと言えば嘘になる。私はオリジナルの秋元才加でも、00の10代目さやかでもない。
今の才加さんとは身長だって10センチ以上も違うんだ。ダンスの魅せ方を工夫しても付け焼き刃だ。ファンからしたら、どうしても見劣りするだろう。
しかし、才加さんの言葉と、それに。客席で見つけた光景に心配は全て吹っ飛んだ。客席に手を振るフリがある。その数秒の間もたくさん見つけた。
すっかり『私』を応援してくれる人たちの間に浸透したらしい、るーりんの愛称のうちわ。それにフルネームが印刷された横断幕。
目の中に瑠璃色が飛び込む。嬉しい、ありがとう。そんな喜びの感情に、自然と頬の筋肉が引き上げられてしまう。私自身を求めてくれる人がいる。アンダーとしても、瑠璃川Aとしてもその想いに応えなければ。
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アンコールを踊りきった頃には正直汗も滴り落ちるくらいかいていた。でもそれに全然勝るのは達成感。
ステージにいる全員が手を繋いで一列に並ぶ。客席に深々と頭を下げたら今度はそのまま万歳。公演は大盛況のまま終了した。
すぐ隣にいる智恵理はとても晴れやかな顔。でも私も、見えないだけでちょっとは笑えているのかな。だって……こんなに楽しくて素晴らしくて、やり切ったと思えるんだ。この状況で笑えない方がおかしいか。
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ひな(プロフ) - 東雲れーたさん» わー！覚えていてくださってありがとうございます！！とてもわかりやすくて見ているこっちまで胸が暑くなったり、ちょっとヒヤヒヤしたり...これからも頑張ってください！！ (2月4日 23時) (
レス) id: 1ddf176c35 (このIDを非表示/違反報告)
東雲れーた(プロフ) - ひなさん» 確認しました。向こうにもコメントしてくれたひなさんでしたか！ 作品を跨いで気に入っていただきこちらも嬉しい気持ちでいっぱいです。場面が頭に浮かぶ、文字なのに音楽や息遣いが聞こえてくる……一応そんな文章を意識してます。今後も楽しんでもらえたら幸いです。 (2月2日 8時) (レス) id: 35709d1cf1 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - ここまで来ちゃいました！！ポケモンの作品まで書かれていたんですね....！大好きな作品だったのですぐにわかりました！文の読みやすい書き方などが大好きです😌 (2月2日 6時) (レス) id: 1ddf176c35 (このIDを非表示/違反報告)
東雲れーた(プロフ) - 暇っぽちゃんさん» お返事遅くなってすみません。そう言っていただけてこちらも嬉しいです。応援ありがとうございます、頑張ります！ (2022年10月15日 20時) (レス) id: 70caf03276 (このIDを非表示/違反報告)
暇っぽちゃん(プロフ) - 久しぶりに0048の新作品があってとても嬉しいです…！！更新頑張ってください！！ (2022年10月6日 18時) (レス) @page34 id: 31b607a5e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東雲れーた | 作成日時：2022年7月17日 20時
