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リーダーは責任者として、秋葉星へ行くメンバーとして固定。
頭が留守になるのは統率の意味で問題だ。やむを得ないと、リーダーの友人で長年WOTA活動をしている副リーダーも、クジを引かず警備班となる。
「留守は任せろ。お前は秋葉星と00を救うまで帰ってくんな」
「……ふっ、当然だ。俺の代わりにみんなと藍花星を頼む」
同行する人数は六人が限界と言われた。つまり1〜6の数字が箸の先にあれば秋葉星へ行ける。あたしが引いたのは…………
「や、やった3番！ キタ！」
「やりましたね先輩！ 今回はわたしもです！」
葵が突き出した割り箸の先には1と書いていた。うわ、強運じゃん。もしいつもみたいにTVの視聴位置を決めてたら最高である。こんなところで運が良いとか逆に勿体なくない？
だが、本人は「悔いは無いです」。嬉しそうにする葵とハイタッチした。
満員になった時点で選抜は終了。うちの神7が決まった。なんと、あの後護も秋葉星行きのナンバーを引き当てたのだ。紅音は残念だけど外れてしまった。番号は7と超惜しい。「何がラッキーセブンだ」と荒れている。どうどう。
その後は色々話し合った。潜入方法、到着後はどのように行動するかなどなど。そもそもの潜入に関しては、リーダーのパワードスーツを利用。普段はリーダーの推しメン、75期生の彼方ちゃんのイラストがプリントされている機体を一時的にDES軍のような地味な見た目にする。
今では安価な旧型ではあるが、それでも10代は手にできないような値段で購入したものだ。潜入のためとはいえ趣味の悪い偽装するのは抵抗があるみたいだったが、リーダーは受け入れる。
秋葉星の街はボロボロ。補修材の搬入と偽り、あたしたちは隠れてそれに同乗することに。
「姉貴も、気をつけて」
「うん。ありがとう」
打ち合わせの後、武器と数日分の食料も運び込む。
最後に秋葉星へのチケットを掴んだあたしたちが乗り込んだら出発である。紅音も見送りに来てくれた。心配が顔に出ていたから、髪をぐちゃぐちゃにするくらい撫でてあげる。いつもなら手を払うのにね。
「目標は秋葉星、行くぞ！」
「「おおーっ！」」
こうして、あたしたちは藍花星を出た。
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■没案
前頁でWOTAをまとめた時点では橘弟も行かせる気だったけれど、見せ場や居る意味を作りづらかったのでやめました。紅音は藍花星ライブ編で、るーりんアンチ設定で出番あったしバランス的にも許せるかと
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作者名：東雲れーた | 作成日時：2024年3月16日 19時
