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▼Chieri
『わたし、00になる！ 智恵理と一緒に！』
目に涙を溜めたまま凪沙が言う。するとキララが輝いた。とても眩くて、でもあたたかい光。
『アイドル誕生だ。キララはアイドルのオーラを感じて輝くの』
助けに来てくれたゆうこさんがそのとき言っていた。
自分ではなく、どうして凪沙にキララが輝くの。セレクション審査、訓練にも真摯に取り組んだ。ステージを守るため、私自身を守るためにもずっと立ち向かってきた。なのにキララは光らない。悔しい、悔しい。
「わっ………あ、あぁっ」
「え？」
「ふう、中々当たらないね」
ぬかるんだ地面で足を滑らせて、そのまま私のところまでやってきた凪沙。こんな戦場だというのに意外にも落ち着いている。もっとパニックを起こすと思っていたのに。
「凪沙、無事！？」
「Aさん。なんともないです」
「よかった。智恵理もいたんだ、デカいのがこっちに向かってる。ここにいる三人で迎え撃とう」
訓練で力強い足蹴を披露していた人だ。真琴と鈴子が、船で助けられたって話していたっけ。
目を開けられないほどに黄色い光が視界を覆う。来た！ 銃を抱え直して腰を上げた。この中で頼れるのは……
「私が引きつける。Aは凪沙の援護をお願い」
「え、ダメだよ一人でなんt」
「私は！ 私はライブを守る。私たちの夢をくれたライブに、そして……観客のみんなにも夢を。私たちが体験したあの夢を」
夢。それは、四年前に藍花星で見た。私たちが00に憧れたあのライブでできた夢。
凪沙と友歌、織音、私の四人で00に……っていう夢を。あの素晴らしさを他の人たちも感じてほしい。
「智恵理ぃ……！」
覚悟を決めて飛び出す。背後で凪沙が私を呼んでいた。凪沙とAが後ろから狙えるように、大きく走る。思い通り、銃口が私へ向いた。あとは、二人がとどめを刺すまで走るだけ。
そう思った矢先、背後で爆風。私はギリギリ巻き込まれなかった。何個か持たされていた小さな手榴弾の……振り返ると、凪沙がいた。彼女の背後にはAがライフル銃を構えて、DESの機体へ射撃している。
「凪沙……！」
「大丈夫？ 智恵理……ん、」
凪沙の左胸に赤い点が光っている。レーザー銃だ。私は咄嗟に自らの銃を離し、今度は私が凪沙を庇うように前におどり出る。
凪沙を助けることに必死だった。発砲音の後、目の前が真っ暗になって、何も聞こえなくなった。
「智恵理……？」
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ひな(プロフ) - 東雲れーたさん» これから続編に向かうところです！！とても好きです😭✨ 全部が全部脳内で有声再生されるくらい好きなのでこんな素敵な作品に出会えて嬉しいです....！ (2月2日 4時) (
レス) @page50 id: 1ddf176c35 (このIDを非表示/違反報告)
東雲れーた(プロフ) - ひなさん» 当作品を読んでいただいてありがとうございます！ 放映当時のワクワクはもちろん、当作品ならではの展開もまとめて楽しんでいただけたら幸いです。 (1月31日 5時) (レス) id: 35709d1cf1 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 00の作品に出会えたことがすごく嬉しいです...小さい頃から大好きなアニメだったので感慨深い.... (1月30日 22時) (レス) id: 1ddf176c35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東雲れーた | 作成日時：2022年6月30日 15時
