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学校からの帰り道、前方に見慣れた背中を見つけた。

驚かせてやろうとそっと近づく。

手が届くギリギリのところまで近づいて、そこから勢いよく…





『わっ!!!!』


「うわっ!?…んだよ姉ちゃんかよ……」


『なんだよってなんだよ』






私たちは通っている高校こそ違うが、それぞれの学校は意外と近いのである。

そのおかげで帰り道に二郎に会うことは少なくない。

まあ会ったからといって話すのは他愛のないことばかりなのだが。

この前なんて、アイスをかけて次に見かける猫の色を予想したくらいだ、しょうもないったらありゃしない。

でも私からすればこの時間はとても楽しいものだ。

二郎がどう思ってるのかは知らないけど。






「あ、雨」


『うわほんとだ』





二郎がいち早く雨に気づくも、あいにく私たちのどちらとも傘を持っていなかった。

…朝三郎の傘がなかったのはこのせいか。

朝寝坊してちゃんと天気予報を見れなかったことを悔やんだが、そんなことをしても雨はどんどん強くなるばかり。

しまいには土砂降りになってしまった。





『かなり降ってきたねこれは、』


「早く帰ろうぜ!風邪ひくぞ」







ふたりでカバンで頭を守りながら土砂降りの中を走るが、もう既にびしょびしょに濡れてしまっている。

…こんなんじゃ早く帰ったって意味なくね。

そう思った私は、二郎が隣にいるにも関わらず水たまりに飛び込んだ。(周りに人がいないのは確認済み)





「うっわ!?姉ちゃん何やってんだよ!??」


『もう濡れてるからいいかなって』


「…相変わらず頭おかしいのな」


『なんだって!?』





そこから帰り道が戦場になったのは言うまでもない。



...


「『ただいま……』」


「…ふたりともなんでそんな濡れてんの」


『三郎、これには諸事情が…』


「どうせ水のかけあいでもしたんでしょ、早くお風呂入んなよ」


「『うぃーす……』」



...

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椏萌☆紅弥 - d(^ω^dΞΞb^ω^)bシュッシュッ (2018年10月5日 23時) (レス) id: d67f03efe8 (このIDを非表示/違反報告)
- wwwww一郎(`・ω・´)bグッ (^ω^)ブフオwwwwwwwwwww (2018年10月2日 22時) (レス) id: d8fc200821 (このIDを非表示/違反報告)
椏萌☆紅弥 - 一郎( ο`ωο)bグッ (2018年10月1日 22時) (レス) id: d67f03efe8 (このIDを非表示/違反報告)
琴葉 - 一郎www親指立てちゃダメでしょwwww (2018年9月18日 19時) (レス) id: cc1af6d8b8 (このIDを非表示/違反報告)
Envy(プロフ) - めちゃ続き気になります…!!更新頑張ってくださいね! (2018年7月11日 2時) (レス) id: e34a9a5e9f (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2018年7月10日 18時

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